初めての函館(桧山郡江差町)江差 4/24

遠くに帆船のマストが見えた。江差にある開陽丸の復刻版だ。
傾く幕府が資金を調達して購入した開陽丸は、外国船に劣らない新鋭艦で、1865年、オランダで建造された。
日本への処女航海には、軍艦の操舵や砲術、測量の学修、国際法や財政学、医学の学習のために幕府から派遣されていた留学生の一部が参加した。
到着は1867年、翌年には大政奉還後、大阪を脱出した徳川慶喜を乗せて、江戸へ向かうという皮肉。
その後江戸城は無血開城となり、開陽丸は新政府軍への譲渡が決まったが、海軍副総裁榎本はこれを拒否、蝦夷地へ向かい松前藩などを占領し、支配した。
1868年11月暴風雨のた