連載:佐倉の日記

臼井城跡と藤の寺 2-2

佐倉市には城跡がたくさんあります。佐倉城は日本百名城に指定され、千葉氏の本拠であった本佐倉城は国の指定史跡になっていますが、歴史的に記録に残るのは、千葉氏の一族であった臼井氏の居城であった臼井城でしょう。それは2つの合戦によります。その1,関東の戦国時代の始まりと言われる享徳の乱の折、臼井城を包囲した太田資忠(道灌の弟)が7か月の包囲ののち、一時、撤退をしようと包囲を解こうとした時、城方が打って出て、資忠が討取られたというもの(でも城は落城した)で、大将が討取られたのに城が落ちたケースはあまり聞いたことがない。その2は臼井城の戦いと呼ばれる北条&原と上杉