すこし前の嫉妬事件のこと・・
いつものように、
嫉妬に満ちて雁字搦めになったのだが、
そのとき不思議な体験をした。
雁字搦めのさなかに
まったく別の考えが浮かんできたのだ。
私を認めないとは何事か‼
私をないがしろにして‼
という我利我利亡者の思いで満ちていたのに、
それとはまったく別の考え
ーー目の前の人は認められて喜んで
イキイキと生きられるのなら
素晴らしいことではないか‼
という思いが湧いてきたのだ。
その思いが湧いた途端、
苛立ちピリピリとした心は一転し、
穏やかな凪いだ海のようになった。
この件について師匠に尋ねると、
それは仏