俳句

秋晴れやヘルパーを待つ老ひに昼

深まる秋に、道端で仰向けの蝉の死骸に出くわすことが多くなる

がらんどうの、空っぽの蝉の身体が、風に吹かれて飛ばされるのを見ると虚しさが漂う

人間も老いてくると、自分とりでは生きられなくなる

引きこもりがちになれど、秋晴れの日には外の空気を吸いたいはず

元気なうちに、歩けるうちに、秋晴れを謳歌しておこうと思う

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