坂東玉三郎の衣装展 於:銀座和光6階ホール 2023年6月18日まで

今日が最終日の玉三郎さんの衣装展を銀座で見て来ました。とても良かった~!

 https://www.tokyo-np.co.jp/article/256281

歌舞伎の芝居も、どちらかと言うと衣装は大雑把に見るだけで、それよりも演技やストーリー、大道具らの雰囲気に夢中になりこそすれ、着ている衣装を目を皿のようにして観察しているわけではありません。
それが今回は、和光の6階ホールで目の間近で豪華な打ち掛け(助六、阿古屋、葵の上、鷺娘ら)を、しかもビデオながら玉三郎さんの解説付きなので、とても理解し易かったです。

例えば、衣装デザインの細かな装飾の意味、
  例えば阿古屋になぜ蝶々があしらえているのか(正解は平家を暗示しているから)、
  揚巻の背中に正月の祝いものが飾られているのか、金糸の意味は?、
  葵の上の打掛に藤の花と牛車があるのは
などなどデザインの意味、能や歴史的な背景、四季の季節感などなど、殆ど全ての衣装は玉三郎さんがお金を使って独自に作成したものだけに、彼の歌舞伎にかける思いや、奥の深さに感嘆しました。

凄い!

そしてこんな素敵なイベントの入場料が無料とは、これまたセイコーの懐の大きさを評価せざるを得ませんでした。

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