ラッカセイ(落花生)

ラッカセイは、マメ科ラッカセイ属の一年生草本です。
草丈は25~50cmで、夏に花を咲かせ受粉後、数日経つと子房柄(子房と花托との間の部分)が下方に伸びて地中に潜り込み、子房の部分が膨らんで地中で結実します。
原産地は南アメリカ大陸です。最1も古い出土品は、ペルーのリマ近郊にある紀元前2500年前の遺跡から出土した大量のラッカセイの殻です。また、紀元前850年頃のモチェ文化の墳墓にあった副葬品にラッカセイが含まれていることから、ラッカセイが生活の中で重要な位置を占めていたことが分かります。
ラッカセイの薄皮には、レスベラトロール(ポリフェノールの一種)が含まれ、薄皮ごと食べる方が健康に良いと言われています。
レスベラトロールは寿命延長作用の研究が、酵母、線虫、ハエ、魚類で報告され、2006年、「Nature」にてヒトと同じ哺乳類であるマウスの寿命を延長させるとの成果が発表され、種を超えた寿命延長作用として大きな注目を集めました。
マウスなどのモデル生物・実験動物を用いた研究では、寿命延長・抗炎症・抗癌・認知症予防・放射線による障害の抑止・血糖降下、脂肪の合成や蓄積に関わる酵素の抑制などの効果が報告されています。

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