今年の最後の一枚

27日が満月とわかって、最後の月夜を撮影に出かける…「この年末にわざわざ寒い中を月どころではないはず・・・」と誰もが口を出すだろう・・・。
しかし、ここ月松嶋の景色だけは「一期一会」の景色と風雅でりあり、古人は鎌倉時代から訪れて、絵や歌に遺している。
霊場雄島には、たくさんの供養碑が建つ。日付を見ると命日と違う15日の日付が多い。
満月の雄島こそ、霊山・高野山にも劣らない、日本仏教の霊場なのだろう。
明治時代の「廃仏毀釈」で、13宗56派の仏教団体が公認されている。松島には多くの諸派の遺跡が、鎌倉時代の板碑として集積された。
伊達政宗が慶長9年に瑞願寺と五大堂を改修する。五大堂落成は12月15日の満月である。
朝は東から朝日がのぼり、西には残月が沈む。ここ福浦橋から同時に楽しめる・・・。
次回は1月25日頃がお薦めである。

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