想い出の桜・・・西行戻し、塩竃桜、知恩院、枳殻庭園など

全国どこでも、日本の桜が見頃の連日です。海外からのお客様が増えているようです。
勿論わが町の桜も、週末から見頃です・・・。
ここで後期高齢者から辛口のひとこと:西行と言えば櫻のお話を紹介してはいかがですか。

命日を予告して、見事、満月(お釈迦様命日)の翌日亡くなったお話。
(河内国73歳、文治6年2-16没)
願わくは花の下にて春死なん その如月の 望月の頃 (1190年太陽暦3月30日)

「松島の月のおぼろなるうち、塩竃の桜散らぬさきにとそぞろ忙しく候」 松尾芭蕉の手紙 元禄2年閏 2-16の春

2023-3-30 京都・知恩院 朝日と桜が逆光の下、早朝の正門前で撮影したもの。
二条城や枳殻庭園の桜が見事だった。
家光造営かもしれない庭園には、塩竃も設置されている。大阪より海水を汲み入れ、鹽焼きの煙を風情とした源 融(光源氏のモデル)ゆかりの庭園である。

文治の灯籠:塩竃神社楼門前に、秀衡の3男・和泉三郎藤原文治が寄贈した灯籠である。
おくの細道の立寄りの最中、芭蕉は平泉の義経を慕い、源氏との戦いで、父・秀衡に従い、兄に敗れた兄弟同士の弟が戦勝を塩竃神社で戦勝を祈願した鉄の灯籠である。
芭蕉は本文で忠義勇行の武士・和泉三郎ををほめ讃えている。
塩竃桜桜は16枚の花弁をつける・塩竃高校の校章図柄になっている。

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