行く雲のやさしき流れ春隣 　松嶋一洋 　校舎へとつむじ風ゆく春隣 　大崎紀夫 　青空になりゆく早さ春隣 藤井啓子 　遠き日の味噌炊く匂ひ春隣 　吉田カイ 　春隣菫咲き出で日当たりに　　アロマ 　太巻の色の食み出す春隣 　山本則男 　春隣マニキュア塗って桜色　　アロマ 　帽子屋に帽子あふるる春隣 　田邑利宏 　耳付きの器にスープ春隣 蓮井…

　《　猛暑が堪える 　　トマトベースの野菜ジュースが美味しい　》 　 　句仲間の健脚揃う夏帽子　 田中藤穂 　洗濯へ放り込みたる夏帽子　 中川句寿夫 ここのもん 　じぐざぐに登山道行く夏帽子 　山田天 　イーゼルを組む夏帽の広き鍔　 長岡千波 　夏帽子ちよつとガルボに似せてみせ 　金山雅江 　母よりも娘が地味な夏帽子 　津田このみ 　オリーブの島が近づく夏帽子 　…

まずは何事を始めるには形から 油絵を始めるにあたって　イーゼルを自作した 画架　イーゼルと　呼ぶんだそうだ こんなの作って　布製のキャンパス置くだけで　何かうれしさが増す 昨日キャンパスを4タイプ買ってきた どのタイプの大きさでも　座ってテーブルの上でも描けるように　イーゼルを　2本作った 戸外に持って行って風景画描く時でも　持っていけるようにした 仕事は速かった さあ絵を描くぞ…