加納院の前の道を南に下る。途中、普通のお宅の塀越しに、不断桜か、薄ピンクの花が綻ぶ。（写真左） 観智院は幼稚園併設。前回は開園中のため、敷地に入れずだったが、今日は土曜日。シャッターは大きく開かれて、カムカム善男善女。 思い切り本堂に近づいてみた。階段の高さと急角度に再度驚く。 本堂の脇に不動尊堂と大師堂がこじんまりと建つ。

自性院、長久院の並ぶ道が突き当たる道の先にも寺が続く。 観智院は幼稚園も経営する寺院。開園中、とて入口にはシャッターが閉じられている。園児の保護者らしき人が開錠して中に入っていったが、関係者以外は入りにくい雰囲気。 後日、休日に再訪してみよう。

いよいよ今回のメイン展示へ。 序盤、列を作ってじっくり見ていたお客さんたちも、疲れてきたのか、展示が進むにつれて三々五々に流し見へと変わっていきます。 そこここに設けられたベンチ椅子は休憩する人たちで満席です。 そういうわけで、仏像コーナーにさしかかる頃には、ストレスなく見ることができました。 ◯国宝・兜跋（とばつ）毘沙門天 まずは、先に行われた京都国立博物館の国宝展に出展されていた『兜跋毘沙…