3月は、お彼岸の月ですので祖父の話ができてよかったです。 祖父の日露戦争(3) 3月1~10日「奉天」付近会戦 1日の日本軍総攻撃での第四師団は第二軍での右翼を担当し、三七連隊は第四師団の中での右翼で、隣は第四軍。 戦線の中央で「奉天」を目指したようです。相手の露軍は露第3軍でその後に露軍総予備隊が控えており、かなり重厚な敵のようです。 「日本の戦史 日露戦争」ではこの日、第四師団は「金山屯」…
祖父の日露戦争 (2) 右太臣さんに調べていただいた結果は、次の通りである。 ------------------------------------------ 大連は同半島の南端で旅順と隣り合わせになっています。そこから東清鉄道が北へ奉天、鉄嶺方面に走っています。 大連から奉天までは約300キロ弱(詳しい地図が当方に無いのでおおよその見当です) 大連から北へ向かい重要な地点は「金州」「得利寺…
祖父の日露戦争 (1) 私の父方の祖父の名は、富三郎である。 富三郎は、1883年、明治16年9月に、三重県名賀郡箕曲村大字瀬古口で、次男として生まれた。 富三郎の軍隊手帳を私の村、瀬古口の家で保存している。字が小さくて読みにくいが、なんとか解読できた。軍隊手帳での記録を中心に書く。 所管は、第十六師管、歩兵第九連隊補充大隊第三中隊 第九連隊は、滋賀県大津の次の駅、膳所(ぜぜ)にあった。 服…