新涼の朝風吹いて花香る
御用聞きまづ酒屋来て秋涼し 鈴木真砂女 夕螢 懐に来る新涼の風少し 安原葉 折返すより新涼の馬車となる 稲畑汀子 反橋を行き新涼の風の上 山田弘子 千の手に新涼到る観世音 佐土井智津子 卵二つ供えし漁の神新涼 長谷川かな女 花 季 大富士のはるか下雲涼新た 飯田蛇笏 雪峡 嶺近く新涼の身をひるがへす 宋淵 勝手口外は新涼の風吹いて アロマ …
御用聞きまづ酒屋来て秋涼し 鈴木真砂女 夕螢 懐に来る新涼の風少し 安原葉 折返すより新涼の馬車となる 稲畑汀子 反橋を行き新涼の風の上 山田弘子 千の手に新涼到る観世音 佐土井智津子 卵二つ供えし漁の神新涼 長谷川かな女 花 季 大富士のはるか下雲涼新た 飯田蛇笏 雪峡 嶺近く新涼の身をひるがへす 宋淵 勝手口外は新涼の風吹いて アロマ …
通り雨暫く軒に雨宿り アロマ ちらと笑む赤子の昼寝通り雨 秋元不死男 ひぐらしを鳴かせて昼の通り雨 石塚友二 玉縄抄 花柊裏町の夜の通り雨 松崎鉄之介 庭踏むや落花をさそふ通り雨 河東碧梧桐 日の入りや麻刈るあとの通り雨 正岡子規 麻 通り雨ありたる現の証拠かな 右城暮石 一芸 通り雨に逢うて戻りし一重帯 日野草城 駆け足で坂下る夏の通り雨 ア…