「在日」の日記一覧

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金時鐘「朝鮮と日本に生きる」(岩波新書)

詩人の金時鐘さんの自伝です。  済州島で「軍国少国民」として少年期を過ごし、1945年8月15日、夢にまで見た日本の勝利は潰えて、「解放」とか「光復とか言われる日を迎える。  自身の民族的アイデンティティに目覚めた金青年は、180度の転換を図り、共産主義者として独立運動に身を投じる。  最も右翼的な民族主義者:金九、反共的民族主義者:李承晩、左右の融和を図ろうとする呂運亨、共産主義者で有り…