「熊谷守一」の日記一覧

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庭をみる。 花の季節。 本当は新緑の山歩きをしたいがまだ我慢の日々。 我が家の庭も新緑と花の世界だ。 肋骨の痛みもここ数日和らいできた。本当は山歩きしたい季節だが、我慢して庭で愉しむ。 ドウダンツツジ、満天星と、かの国では呼ぶらしい。なるほどこの一木立の姿は満天星に相応しい。こぼれんばかりの、鈴蘭に似た小さな白い花が浅緑の葉に負けじと鈴なりに咲き、呆れるほど美しい。晩秋には燃え上がる朱…

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映画の感想、モリのいる場所

昨日は、長野県上田市にある古い映画館で熊谷守一の晩年を描いた映画『モリのいる場所』を見に行きました。映画の題材である熊谷守一さんの絵が好きであっただけに、監督の捉え方の浅さに期待を裏切られた感あり。例えると、古い文献を元に下手なチョークで模写ぬりえ。出演キャストの豪華さがかえって内容のなさを着飾ってぼかすかのような印象。若い監督の思いの底の浅さを露呈した喜劇のようで期待を裏切られたようです。それ…

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ただ、今、此処に居る! 映画「モリのいる場所」

身内の不幸や地震等で観るのが何度も延びたが、昨日やっと観ることができた。「モリのいる場所」画家熊谷守一の晩年の日常を描いた映画である。 映画は、熊谷の絵を観た昭和天皇の「この絵を描いたのは何歳の子供ですか?」という有名な言葉から始まる。近所の人や水道屋さんや書を依頼する人など来客は多いが大きな出来事やドラマティックな出来事は一切なく、30年間自宅から外へ出たことがなかったという熊谷が木や草が生…

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モリのいる場所

19日から一斉上映となった「モリのいる場所」を観てきた。 明治生まれで87歳で亡くなった画家、熊谷守一の一日をその晩年の生活ぶりを描いた映画です。 山崎努と樹木希林が共演です。 この熊谷画家のことはよく知りませんが。画壇の仙人と言われているようです。 文化勲章の推挙もお断りしたようです。 晩年自宅の庭から30年間外に出なかったといわれ、その自宅の庭を中心とした一日の行動を紹介しています。 変わっ…

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東京国立近代美術館「熊谷守一 生きる喜び~熊谷守一からクマガイモリカズ へ~」&一般参賀

昨日、東京国立近代美術館で開催されている「熊谷守一 生きる喜び」展へ行った。 ・タイトル末尾の~熊谷守一からクマガイモリカズ へ~は、当方が当展を観て、感想でつけたものです。 熊谷守一(1880‐1977)の本格的な展覧会は、平成20年2月ごろ埼玉県立近代美術館で開催された「没後30年 熊谷守一展」以来だ。その時は、油彩画124点、日本画33点、書16点が展示されたと記録にある。 今回は200…