顔といふもの消え炎天の女たち　 加藤秋邨 　頭にふるる炎天の風故郷なり　 原裕 葦牙 　風のごとくにことごとく炎暑光 　廣瀬直人 　継ぎあての帆も炎天の沖に出て　 鷹羽狩行 　海碧く炎暑に白帆清々し　　アロマ 　午後の庭炎天の碧美しく　　アロマ 　草のたくましさは炎天さらにきびしく 　種田山頭火 草木塔 　薄紅葉して炎天は昨日のこと　 原裕 葦牙 　行く方やふと人途絶え炎天下 …