「羽生善治」の日記一覧

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真に天才なのか

. 藤井聡太が名人位。弱冠二十歳。 これで七冠。 天才の名を恣(ほしいまま)にした羽生をついに超えた。 将棋を知らねぇお人も羽生はご存知。 羽生の師匠が二上達也九段(1932-2016)昭和の名棋士。 「もし大山さえいなければ二上は永世名人に成れた」 二上は同時代に大山康晴15世名人(1923-92)という史上最強の名人がずっと君臨してたのでつい…

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棋聖戦、また出た神の一手!藤井棋聖

6月16日、棋聖戦第2局で、また藤井棋聖の神の一手が出ました。 第1局は挑戦者の永瀬王座が勝っています。 第2局は永瀬王座先手で、最後は2連勝の局面もありそうでした。 しかし、粘る藤井棋聖が、神の一手「9七銀打ち」を発見し、きわどく逆転勝ちをしました。 それにしても、最終盤に残り少ない時間で、プロが驚く最善手を発見できる彼の強さを、改めて思い知らされました。 そう言えば、かつての羽生善…

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66、「羽生善治論 天才とは何か」(加藤一二三著)(2)は秀才型の天才なりと

ー20日は、第7局の対局場山梨県甲府市へ移動。  こうした過密スケジュールーそれこそが羽生さんの最大の敵であり、弱点でもあると私は思っている。  羽生さんに弱点があるとすれば、羽生さんを取り巻く状況ではないか。  前人未到の「永世7冠」という偉業達成に向けて、あとは永世竜王を残すのみ、という状況だった。  さすがの天才・羽生も、相当なプレッシャーを感じていたに違いない。  どうして私がそう断言で…

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64、「将棋から学んできたこと これからの道を歩く君へ」(羽生善治著)は爽やかなり

「将棋から学んできたこと これからの道を歩く君へ」羽 羽生善治著 朝日文庫 2017年1月30日発行 ー将棋は決して偶然に左右されない。勝負は必然的に決まります。  1局1局で決着がつく潔さが将棋の魅力であると感じています。  4段になってプロとして卒業する人は、入った人のおよそ3割。10人のうち7、8人は将棋のプロにはなれないでやめていくことになります。  いろいろな知識を身につけていったり、…

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有名人の言葉 その80 羽生善治

「いろいろ考えられる選択肢の中から『この一手』を選ぶのは自分しかいないわけです」(羽生善治)  「この一手」を選ぶ。これは将棋の世界だけでなく、人生においても言えることだろう。人生も戦いと言えば、戦いと言える。苦しいことにぶち当たったら、いろいろ考えられる選択肢の中からベストな解決策となるような「この一手」を取らねばならない。そうやって選んだ道筋については自分自身が全責任を持たなくてはならない…

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羽生九段が歴代最多の1434勝 将棋通算勝利、大山名人抜く

羽生九段が歴代最多の1434勝 将棋通算勝利、大山名人抜く 6/4(火) 19:45配信 共同通信 第60期王位戦リーグ白組のプレーオフで永瀬拓矢叡王(左)と対局する羽生善治九段=4日、東京都渋谷区の将棋会館  将棋の羽生善治九段(48)は4日に行われた対局に勝利し、昭和の巨人といわれた故大山康晴15世名人の記録を27年ぶりに更新、最多の公式戦通算1434勝(591敗2持将棋)を…

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井聡太七段、王座戦挑戦者決定Tベスト8逃す 羽生九段との再戦お預け

 将棋の藤井聡太七段(16)は3日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第67期王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦で佐々木大地五段(24)に敗れ、ベスト8入りを逃した。勝てば2回戦で羽生善治九段(48)との2度目の対戦が実現する予定だったが、両雄の再対決はしばらくお預けとなった。  同トーナメントは一次、二次予選通過者を含む16人による戦い。勝者は9月開幕の5番勝負で斎藤慎太郎王座(26)に挑む。 …

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将棋の羽生、新記録はお預け 1434勝ならず

将棋の羽生、新記録はお預け 1434勝ならず 共同通信 / 2019年5月30日 22時18分  将棋の羽生善治九段(48)は30日、東京都渋谷区の将棋会館で指された第32期竜王戦ランキング戦1組で、木村一基九段(45)に敗れ、故大山康晴15世名人を抜く最多の公式戦通算1434勝目はならず、新記録達成は次回以降に持ち越された。  次は6月4日、第60期王位戦リーグ白組プレーオフで、初タ…

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「捨てる力」(羽生善治著)を読む

「捨てる力」 羽生善治著 PHP文庫 2013年2月19日発行 ー「変化」を求める攻めの姿勢と状況にあわせた思考の厚みを増すこと。  自分の自然体のスタンスを続けていくことを心がけています。  その日のうちに消化できることは極力その日のうちに終わらせようと心がけています。  25年以上続けることができたことのほうに大きな意味と価値を感じています。  自分で決めたことを思い切ってやること。「運命は…

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「直観力」(羽生善治著)を読む

「直観力」 羽生善治著 PHP新書  2012年11月1日発行 ー「直観」「読み」「大局観」を、棋士は、使いこなす。 10代や20代前半は基本的に「読み」を中心にして考え、年齢とともに「たくさん読む」ことよりは、徐々に大雑把に判断する、感覚的に捉える方法にシフトしていく。 直感や大局観は、成功したり失敗したりした経験を消化して栄養となったものが大切な財産なのだ。 「ツボを押さえる」  直感とは…

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羽生さんの「大局観」と「決断力」理解し活かし生きたいなりき

「決断力」 羽生善治著 角川ONEテーマ21新書 2005年7月10日発行 ー将棋は自分との孤独な戦いである。追い込まれた状況からいかに抜け出すか。  追い込まれるということはどういうことか、でも、人間は本当に追い詰められた経験をしなければダメだとわかった。逆にいうと、追い詰められた場所こそ、大きな飛躍があるのだ。 意表をつかれることに驚いてはいけない。そんなことは日常茶飯事であって、予想通り…