「青 嵐」の日記一覧

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青嵐シフォンのドレス翻る

 翔ちし鷺吹き戻さるる青嵐  安達風越  潮騒のごとき山鳴り青嵐  松岡路石  青嵐山猛るかに揺れ動く  アロマ  自轉車を尻立て漕ぐや青嵐  宮入河童  目の中のものみな揺るる青嵐  土屋酔月  青嵐昼餉カツレツレストラン  アロマ  青嵐湖に構へし彦根城  宮崎正  青嵐花咲く水木揺りに揺り  阿部ひろし  鳥影の素つ飛んでゆく青嵐   関根洋子  青嵐鳶はひらりと身を…

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アルメリア咲く蝦夷最北端に

   「アロマ」の句  青嵐山猛るかに揺れ動く  ソーダ水碧い中にもサクランボ  淡い紫チェリーソーダ飲む  横浜の喫茶ドルフィンのソーダ水  シュワシュワッと昭和のクリームソーダかな  二層のチェリー&グレープフルーツ ソーダ  空港にマーブル板でアイス練る  吾子ら連れ蒼い浜辺に写真撮る  アルメリア咲く蝦夷最北端に  …

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コットンの白い帽子に夏めいて

 茶碗坂清水坂に青嵐  岡和絵    北斎の波うらがへす青嵐  山下佳子  青嵐山道行けばどよめいて  アロマ  青嵐阿蘇の五岳に真向へば  鈴木照子     風呂敷に包んで帰る青嵐  中野哲子  青嵐牧夫のシャツは帆と膨れ  岡田貞峰  青嵐緑の樹々の撓みよう  アロマ    小走りに鶺鴒遊ぶ青嵐  大石よしはる  青嵐山猛り樹々揺れ惑う  アロマ  青嵐窓に眺めて…

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鉄路越え労働会館図書室へ

 ひかる鉄路冬のゆふべを貫けり  山口誓子  鉄路何処までも伸び行く海沿いに  アロマ  よしきりや汽車走らねば線路消ゆ  平松良子  レールにかかはりて揚羽のとびつづく  津田清子 礼 拝  レールややはずれて生きておでん酒  古田保子  レールゆがみ玩具の汽車に傾く冬  斉藤夏風  ガード下川流れ低く風うねる  アロマ  すみれ草辿り鉄路を辿りけり  二村典子  土手の上…

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丸の内燕グリルの鰊かな

 古き名の一料亭や都鳥  阿波野青畝  夏柳岸の鮨屋も蔵造り  酒詰万千雄  小春日や玻璃窓広きレストラン  大下 健二  昼過ぎし蕎麦屋の閑や花木槿  森澄雄  裏通りラーメン屋の味旨し アロマ  柳散り蕎麦屋の代のかはりけり  久保田万太郎  葉桜や蕎麦屋でたのむ玉子焼  鈴木真砂女  丸の内燕グリルの鰊かな  アロマ  奥能登の蕎麦屋に売れる雪割草  坂部尚子  下駄…

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我の行く旧道狭くなだらかに

 喜雨ありて朱雀大路のさわがしき  筑紫磐井 野干  秋雨の大路明かるく暮れに鳧  内田百間  夕立や大路にかゝる牛車  正岡子規 夕立  夏葱のやさしき旧道を笠島へ  庄子真青海  旧道に国旗の多しとろろ汁  三浦正弘  旧道は杉の落葉の箱根かな  一静  耶馬渓の旧道うねる春の日に  アロマ  空港へつづく旧道桐の花  杉田栄子  熊手買つて千住旧道月明り  渡辺白峰 …

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横丁の甘味処に親子連れ

 安曇野の蕎麦屋ばんどこ青嵐  飯田龍太  夏服の妻と嘗てのレストラン  高田風人子  中華店に飲むシャンパンルミナリエ アロマ  鎌倉の飯屋に食ひし田螺かな  原石鼎 花影  盛夏の鎌倉娘と和の御膳  アロマ  眼が馴れて 飯店への畦  蛙の闇 伊丹三樹彦  蕎麦屋出てまくなぎの辻よぎるなり  角川源義  古き名の一料亭や都鳥  阿波野青畝  紅顔しぐれるままに 飯店前  哨…

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床の間に毎年生ける桃の花

 風垣に昼顔の花日本海  冨田みのる  風岬くらし夕焼の日本海  角川源義  穂芒のなびけるをちに日本海  鈴鹿野風呂 浜木綿  湾上に春の青さの日本海  平井照敏  凩の北に國なし日本海  正岡子規 凩  風花や錦絵めきて眼鏡橋  ひろし  茱萸摘みどき藍を深むる日本海  伊藤京子  菫原日本海にこの佳境  山口誓子  テニスする午前七時の若葉かな  鈴木しづ子  テニス部…

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夏祭り櫓太鼓に踊りの輪

    「アロマ」の句  夏のドライブ入道雲上る  藍染の紫陽花模様浴衣着て  夏祭り櫓太鼓に踊りの輪  ノウゼンカツラ巻き付く木立ちかな  夏の庭雲生き生きと青空に  夕風立って砂浜散歩する  夕凪よワイン片手に夏の暮れ  ハイビスカスの水着はセパレーツ  イカ墨のパスタ黒々珍味かな  海苔煎餅その他欠片の一袋  吾子はケチャップのパスタ手掴みで  吾子とドライブ桜満…