「森村誠一」の日記一覧

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森村誠一さん。

ニュースで森村誠一さんが亡くなられたことを知った。 だいぶ前に日記に書いたかもしれないが、学生時代の英語講師が「僕の同級生に森村誠一がいるんだよ」「文学サークルも一緒だったんだよね」「彼はホテルマンになって、僕は英語講師」「今は彼は売れっ子作家…僕はね~…」などとやや自虐的に話していた。 それまで、私は作品を読んだことがなかったが、急に興味がでてきて、本屋さんに寄ったことを思いだす。 通学…

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森村誠一さん 逝く

90歳で逝去と報じられてます。 合掌… ーーーーーーーー 「高層の死角」で第15回江戸川乱歩賞受賞 大型シティホテルを舞台にした作品で、元ホテルマンの知識を活かした巧みな密室トリックを駆使。現実感あふれる内容でした。 のちに「人間の証明」が大ヒット。映画化、テレビドラマ化もされ一躍、時代の寵児となりました。 Mama, do you remenber?のテーマ曲もよく流れまし…

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【読書】「殺人の棋譜」「高層の死角」「仮面法廷」「わたしが消える」

  また江戸川乱歩賞受賞作を4冊読んだので簡単に紹介しておきます。最も新しい佐野広実の「わたしが消える」を除いて、斎藤栄「殺人の棋譜」、森村誠一「高層の死角」、和久峻三「仮面法廷」の3作品はいずれも2度目の読書です。この時期、後々ベストセラー作家に成長し、一世を風靡するビッグネームの受賞が続いた時期で、乱歩賞の価値もこの頃確立したとも言えるでしょう。なお私のはごくおおざっぱな紹介ですが、この趣味…

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ミステリーの魅力

高層の死角  森村誠一  評価 ☆☆☆☆ 森村誠一という作家について、 『老いる意味』というエッセイを読んで、 とても感動しそして興味を持ったので  その作品を読むことにしました。 代表作と言われる『人間の証明』を読んで とても感動したので、他の作品をと・・ 『高層の死角』というミステリーを手にしたのですが。 が、、皆さんの評価に反して、 私の率直な感想では・・ミステリーというジャンル …

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人間の証明

人間の証明 森村誠一  評価 ☆☆☆☆☆ 昨日は日記をお休みしました。 どうしたかと言いますと、読書から目が離せなく なってしまったのです(笑) それほど夢中にさせてもらったのが、 「森村誠一」の「人間の証明」だったのです。 この作家は、私が若い頃、人気作家で、 この作品はそう高校生くらいの時の作品でしょう・・ 私はその後、名前が浮かぶことはなくなっていました。 ところが、近頃「老いる意…

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老いる意味

   ~~~ 読書感想 ~~~ 老いる意味  森村 誠一  評価 ☆☆☆☆☆ 森村誠一という作家の名前は知っていましたが・・ おそらく若い頃に作品を読んでいるのかも しれませんが、残念ながらどんな小説だったか、 皆目 記憶になかったのです。 最近、この本が注目されているという お気に入りさんの日記で知ったので図書館に予約 して借りて読みました。 私にとって、素晴らしい本でした。 第1章…

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「幾つになってもカッコいい秘密『老いる意味』」

本屋で好きな本を、好きなだけ買うのが、今一番の贅沢だ。 出来るだけ読み終わってから次の本を買うようにしているが、遠出する途中に立ち寄って無傷で店は出られない。旅は読書が進む。 『ヴァイタル·サイン』の次は、『老いる意味』(森村誠一著 中公新書ラクレ)。我ながら今更こんな本を読んでどうすると言いたいが、森村誠一の写真がカッコよかった。普通はそんな所に作者の写真など載せない場所に彼がいた。(そう…

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天才忍者と妖術師

森村誠一の「悪道−西国謀反−」を読了した。本書は、第45回吉川栄治賞を受賞した「悪道」の続編であり、人物の設定その他は全て前作のものを踏襲している。  伊賀忍者の末裔で、公儀隠密の流英次郎は、御駕籠口へ召し出され、将軍綱吉(実は影武者)から直々の内密御用を命ぜられる。その内容は、当主が三代に渡って若死にした譜代大名で西国の大藩である浅尾藩の変事の真相を探るとともに、現藩主で18歳の浅尾宗義を保護…

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影武者・徳川綱吉

森村誠一の「悪道」を読了した。本書は、講談社百周年記念事業の一環として、著者が10年ぶりに書き下ろした時代小説とのことである。  本書の舞台は元禄時代、五代将軍綱吉の治世下である。側用人柳沢吉保の屋敷に御成りをし、能を舞っていた綱吉が急死する。自分達の権勢が失われることを恐れた吉保と怪僧隆光(生類憐れみの令の発案者)は、綱吉の死を隠し、影(武者)を身代りに立てる。検死した典医の山瀬養安を密殺し、…