「ハンカチの花」の日記一覧

会員以外にも公開

風光る金のループのイヤリング

 蚤の市ビーズ屋台に風光る  品川鈴子  神々の在す霧島風光る 神原操  風光る若葉の中の赤い屋根  アロマ  水門の高きに小窓風光る 若林杜紀子  風光る熊野古道を抜けにけり 石脇みはる  風光る橋の半ばの県境 根岸美智子  風光る昔の景色俯瞰して  アロマ  肩書はすべて返上風光る 苑実耶  風光る水路を曲りさつぱ舟  森清信子 …

会員以外にも公開

コットンの白い帽子に夏めいて

 茶碗坂清水坂に青嵐  岡和絵    北斎の波うらがへす青嵐  山下佳子  青嵐山道行けばどよめいて  アロマ  青嵐阿蘇の五岳に真向へば  鈴木照子     風呂敷に包んで帰る青嵐  中野哲子  青嵐牧夫のシャツは帆と膨れ  岡田貞峰  青嵐緑の樹々の撓みよう  アロマ    小走りに鶺鴒遊ぶ青嵐  大石よしはる  青嵐山猛り樹々揺れ惑う  アロマ  青嵐窓に眺めて…

会員以外にも公開

ハンカチの花

我が家の庭に花を付けた。ハンカチノキ科の落葉高木。葉は広卵形。包葉の中に多数の雄花と一個の両性花からなる頭状花序をつける。垂れ下がる大きな白い包葉がハンカチに見えるのでこの名があり、ロマンを誘う。 花の名前は、家内から初めて聞いた。

会員以外にも公開

酔芙蓉薄桃色に花たわわ

 < 昨日 大根飯を炊く  程良いご飯の固さに味も美味  油揚げと大根を切り込み 塩 酒 出し 醤油を少々 >  アカシヤの風に吹かるる一日かな  市野沢弘子  あはあはと一日過ぎゆく年の暮  松崎鉄之介  エプロンを一日はづさず目刺焼く  岡本まち子  いくらでも眠れる一日秋に入る  茅根知子  いつせいに裸木となる一日かな  市野沢弘子  いわし雲十年一日とはいへど  上…

会員以外にも公開

八十八夜の新茶テアニン多く香り良し

 八十八夜海見る椅子を少し引く  星 多希子  にぎやかに八十八夜赤芽樫  古舘曹人 樹下石上  ふるさとのあすは八十八夜かな  保田ゆり女  ゴッホの星八十八夜の木々の間に  相馬遷子  ハンカチの花降る八十八夜かな  岡田史乃  八十八夜の新茶テアニン多く香り良し  アロマ  山の風うまし八十八夜過ぐ  皆川白陀  播き終へて八十八夜の月明り  木村星月夜  母ねむり八十八夜…