もう一人のミケランジェロ
宮下規久朗の「カラヴァッジョ巡礼」を読了した。著者神戸大学大学院人文学研究科准教授(現在は教授)、美術史家であり、専門はイタリア17世紀バロック美術である。本書は、斬新な作品で賛否両論を巻き起こしながらも、殺人の罪での逃亡生活の末に亡くなった、17世紀イタリアのバロック絵画の巨匠カラヴァッジョの生涯とその作品を概説したものであり、併せてカラヴァッジョに影響を受けた画家達についても紹介している。…
宮下規久朗の「カラヴァッジョ巡礼」を読了した。著者神戸大学大学院人文学研究科准教授(現在は教授)、美術史家であり、専門はイタリア17世紀バロック美術である。本書は、斬新な作品で賛否両論を巻き起こしながらも、殺人の罪での逃亡生活の末に亡くなった、17世紀イタリアのバロック絵画の巨匠カラヴァッジョの生涯とその作品を概説したものであり、併せてカラヴァッジョに影響を受けた画家達についても紹介している。…
2月10日に「仏像の顔 から 眉に付いての随筆」の日記を書きました。 そこでは、眉は一見存在の意味が無いように思いがちですが、感情の表現には重要な働きをしていると書きました。 そんな中、仏像学者の多くが、仏像の耳は良くその作者仏師の手癖を現しているとおっしゃるを聞きます。 その理由として、結構、願主・施主は仏像の出来について、ダメ出しをするそうです。昔聞いた話で出来上がった仏像に施主…