立秋と聞けばくつろぐ心かな 稲畑汀子 北よりの風に立秋諾ひぬ 森幸 立秋と聞けば仄かな気配して アロマ 立秋や尾瀬の夜空の星月夜 渡辺富士子 立秋の広間に風の音かすか 小松惠子 山頂は立秋の風吹きわたる 泉田秋硯 立秋や土曜の朝のダージリン 本多俊子 真夏日やゴーヤ緑に干し上る 河野友子 家にこもる真夏日とい…
清瀬市に在住で、文化勲章受章、日本芸術院会員の彫刻家、澄川喜一氏がご逝去されたことをWEBニュースで知った。 ここに生前お世話になったことを謝し、謹んでお悔やみ申し上げる次第である。 氏は数々の素晴らしい作品や、東京スカイツリーの監修をされるなどの業績を残され、その肩書に似ずとても気さくなお方で、 数年前、郷土の博物館友の会主催の小規模な写真コンテストを行った際、審査委員長をお願いしたとこ…
蓮根のさくりさくりと宵の春 荒川清司 春宵のスカイツリーに夕日果て 須賀敏子 春宵の一刻ならず刻々に 栗津松彩子 我がためにある春宵の過ぎ易く 柏井幸子 春宵のふわり優しき時過ぎて アロマ 春宵の銀座弾んで暮れゆけり 河本由紀子 春宵やわが青春のジヤズ喫茶 松永弥三郎 春宵の灯色へ移る丸の内 今橋眞理子 春宵の空の…
成人の日の青空を風が磨ぐ 岡本眸 海坂の紺敷きつめて成人日 平田はつみ 成人の日振袖艶やか歩みつつ アロマ 成人の日や駆け抜けて半世紀 平田きみ 成人の日の富士山のかがやいて 橋本美代 寒夕焼神の切絵の富士を置く 木村享史 刻々の富士との対峙寒夕焼 藤原照子 寒夕焼辺りを染めて我一人 アロマ 二人子を乗せる銀輪寒…
【夕食の鱈子と茄子の天麩羅 手作り味噌汁が美味しい】 米を研ぐほのぼのとして冬茜 宮下本平 くっきりと富士浮き彫りに冬夕焼 卓田謙一 比叡比良冬夕焼のショータイム 竹内悦子 里の灯のふゆる早さや冬夕焼 田所節子 雑木山大きく包み寒夕焼 宮平静子 スカイツリー全容染めて寒夕焼 河口仁志 寒夕焼列車の窓を射とほせり 片山博介 …