びつしりのスケジュール表花吹雪 影島智子 まなうらに夜もやまざる花吹雪 関口ふさの 三人子に八人の孫花吹雪 猿橋統流子 地続きに寺と学園花吹雪く 加藤耕子 坂町の片側塀や花吹雪 西山泊雲 泊雲句集 花吹雪路上を流れ春行かん アロマ 道に敷く花吹雪とはなりにけり 阿波野青畝 遠くには別の風あり花吹雪 水野あき子 音たてて絵馬の打ち合ふ花吹雪 …
忘れた頃にゴーン被告のニュースでにぎわう昨今 イラン情勢に これまでの情報不足を感じる 夕食はおろし蕎麦 おろし大根とめん汁 葱に揚げ玉 「アロマ」の句 木瓜咲いて通学路の彩りに 無人駅辺りタンポポ咲いている 公園の桜の狭間海蒼く 店先に回る赤い風車 津和野に旅して桜満開よ 木の芽和え筍シャキリと柔らかく 銀座行く車窓にゆる…
「アロマ」の句 リラ冷えの夕暮れ街に茜差す 無人駅花吹雪舞う春の日に 蒼い空海を眺めて春の旅 春長けて石楠花藤と咲き乱れ 藷喝采花弁麗ら日に透けて 唐招提寺椿掃き寄せ塀の際 河骨の黄の花冴えて清流に 春麗今日は花見に出掛けよう 遠景の霞柔らか山脈に 事務所に山桜生け華やぎぬ 「星野立子」の句 黄つつじの紙の様なる花弁かな 咲…
ななかまど赤しシベリヤ鉄道に 依田明倫 をだまきや山の鉄路の雲匂ふ 脇本星浪 鮎汲みに鉄路の野ばら暮れのこる 宮武寒々 朱卓 宇和島に単線尽きて秋の風 川野蓼艸 運河悲し鉄道草の花盛り 川端茅舎 まつすぐなローカル線の風薫る 尾崎美智子 遠くほど光る単線稲の花 桂 信子 菜の花に単線長閑無人駅 アロマ 火の山へ伸びる単線花すすき 高井北杜 …