れんげワインどくだみワイン秋深まりぬ　 栗林千津 　ロシア見ゆ洋酒に氷柱折り入れて 　平井さち子 　ワインこぼれ 耳濡らされたコリーの昼　 伊丹公子 　ワインなめらか胸にりんかくだけの雛 　渋谷道 　ワインの栓すぽんと抜けて寒明くる 　大玉文子 　ワインの栓音たてて抜き春隣 　館岡沙緻 　ワイン飲むサマードレスの腕白し　 小谷ひろゆき(ひいらぎ) 　ワイン飲む上甲板に白夜光 　宇…

　そのかみの檜の香り朧夜に 　和田悟朗 法隆寺伝承 　朧夜のタイムスリップ街歩き　　アロマ 　たのしさよ闇のあげくの朧月　 向井去来 　よき風の松から来るや朧月　 井月の句集 井上井月 　カンテラが照らせる朧夜の水場　 岡田日郎 　朧夜のテラスに座り去年今年　アロマ 　冬おわり北国は田の朧月 　和知喜八 　世の花を丸うつつむや朧月 　千代尼 　ゆきひらの粥の白さや月朧 　岡部名保…