風立ちて柳戦ぐや夏の朝
つき出しの赤貝通天閣灯る 杉浦典子 赤貝の動きし音の網袋 奥田節子 赤貝の握りを食べる宵の街 アロマ 赤貝のむき身とろりと冬日さす 宮崎紗伎 小つごもり路地に赤貝洗ふ音 家塚洋子 赤貝を俎に打ち雨催 杉浦典子 たてがみのやうに風うけ糸柳 世古幸久 葉柳の郡上の風のかたちかな 浜口高子 料亭の看板かくす糸柳 足利徹 柳萌え…
つき出しの赤貝通天閣灯る 杉浦典子 赤貝の動きし音の網袋 奥田節子 赤貝の握りを食べる宵の街 アロマ 赤貝のむき身とろりと冬日さす 宮崎紗伎 小つごもり路地に赤貝洗ふ音 家塚洋子 赤貝を俎に打ち雨催 杉浦典子 たてがみのやうに風うけ糸柳 世古幸久 葉柳の郡上の風のかたちかな 浜口高子 料亭の看板かくす糸柳 足利徹 柳萌え…
一つ星春の夜明けを待つごとし 阿部ひろし 春暁の由布の下ン湯をんな声 河原一夫 春暁の行灯ともる石畳 中御門あや 春暁や一階は覚め二階まだ 鷹羽狩行 春暁や長閑な一日思われて アロマ 春暁や夢のつづきは夫と旅 杉山喜代子 春暁のビルの先より動き初む 稲畑廣太郎 春暁の朧な通りに柳の木 アロマ 春暁の闇を脱ぎつつ帰港せり …