雪催牡蛎を炒めてバター味
馬車道の瓦斯灯ともる雪催 城戸緑 待ち合はす十分前や雪催 高橋まき子 雪催音なくつもる砂時計 宮川みね子 携帯のアンテナ二本雪催 柳川晋 雪もよひ体温計のちちと鳴る 宮内とし子 鉛筆を削れば木の香雪催 林昭太郎 薄味のさぬきうどん屋雪催 丑久保勲 花舗の中薔薇渦なせる雪催 水岡芳子 夜半叩く鈴鹿山風雪催 長崎桂子 …
馬車道の瓦斯灯ともる雪催 城戸緑 待ち合はす十分前や雪催 高橋まき子 雪催音なくつもる砂時計 宮川みね子 携帯のアンテナ二本雪催 柳川晋 雪もよひ体温計のちちと鳴る 宮内とし子 鉛筆を削れば木の香雪催 林昭太郎 薄味のさぬきうどん屋雪催 丑久保勲 花舗の中薔薇渦なせる雪催 水岡芳子 夜半叩く鈴鹿山風雪催 長崎桂子 …
果樹園も日ざし春待つスイス領 有働亨 汐路 雪が降る春待つ心さぐるとき 林原耒井 蜩 春待つや手触れて軽き糸車 樋笠文 たらの木も春待つものゝ一つかな 高野素十 去るものは日々に疎しや春を待つ 高野素十 山青み春待つ風情盆地にも アロマ 待春や鶴見岳の女神出でて舞へ 角川源義 長閑なる平野に春の雲流れ アロマ 冬帽に明眸春を待つらしも 三橋鷹女…