「朝日歌壇」の日記一覧

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暑いなあ熱中症に気をつけよ、コレもいちおう五七五かな?

 きょうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■永田和宏・馬場あき子共選 「お」と打てば「お世話になっております」と出てくるあわれ職場パソコン (西条市)村上 敏之 ■馬場あき子選 白線から落ちたらワニに食べられる小学生と信号わたる (奈良市)山添  葵 ■佐佐木幸綱選 自転車屋本屋仕出し屋文房具屋閉じた店見て歩くふるさと (滋賀県)木村 泰崇 ■高野公彦選 左きき用のグローブはめてみた校庭に…

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めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲がくれにし夜半の月かな、これは紫式部の歌だそうだ

 きょうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■高野公彦選 近未来的アトラクションの雰囲気で吸い込まれゆくMRI (奈良市)山添 聖子 ■永田和宏選 鰓脚綱枝角亜目(さいきゃくこうしかくあもく)の名を捨てて龜の一字はどうだミジンコ (京都市)袴田 朱夏 ■馬場あき子・佐佐木幸綱共選 学校で教えるという鬼ごっこ餓鬼大将も絶滅危惧種 (さいたま市)松田 典子 ★★★  山添さんのお歌。お気持ちわ…

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マッチ擦るつかのま海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや、これも本文で引いた歌を詠んだ人の歌だよ

 きのうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■佐佐木幸綱選 新しき地図買いにゆく新しき生活(くらし)始める子の住む町の (高槻市)藤本恵理子 ★★★  ソレではアタシも「新しき」で一首。 新しき癌が見つかり気が滅入るまた入院だそして手術だ  え〜と。こんどで入院は何回めだったかねえ。まあいいや。  ついでといったら何だが、「新しき」ではじまる歌を一つ引いとかあ。 新しき仏壇買いに行…

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そういえばウチのけっこう近所にキックボクシングのスクールがあったような

 きょうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■佐佐木幸綱選 後ろ蹴りムエタイよりも痛いのは牛と言っていた獣医師の亡父(ちち) (姫路市)箭吹 征一 ■永田和宏選 しばらくは見なくて済んだトランプを恐らく毎日見る羽目になる (五所川原市)戸沢大二郎 ★★★  箭吹さん。お父さんは梶原一騎マンガ好きだったんですかねえ。  いえね。梶原一騎マンガじゃ、ムエタイつかいはけっこういい役まわりなんで…

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寒いんで今回は手短かにすませたらからね

 きょうの「朝日新聞」13面。「朝日歌壇」。 ■馬場あき子選 支持率が二割に満たぬ内閣が閣議で決めるさまざまなこと (東京都)野上  卓 ★★★  野上さんのお歌。まったくもってそのとおり。  ソレでは、その閣議に出てる大臣がいる政党について一首。 「裏金」といわれて怒る自民党そうかそれなら「悪銭」だコラ  まあね。「悪銭身につかず」てえから、パー券のアガリご…

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一月もそろそろ終わるまあいいかソレにつけてもカネの欲しさよ

 きょうの「朝日新聞」9面。「朝日歌壇」。 ■佐佐木幸綱選 丁寧に・適切に・全力で・速やかに 副詞の骸(むくろ)を連ねる首相 (東京都)十亀 弘史 花嫁の衣装を見てる新婦側顔だけ見てる新郎側客 (富士市)村松 敦視 ■高野公彦・永田和宏共選 エサ用のメダカは一ぴき十五円食べられる日を知らずに泳ぐ (奈良市)山添 聡介 ■永田和宏選 理由なく辞めたわけじゃないあの時代パワハ…

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地震事故そして裏金さて次は何がくるのか今年の初め、いちおう五七五七七だよ

 きょうの「朝日新聞」8面。「朝日歌壇」。 ■馬場あき子・永田和宏共選 嗚呼3回目の年賀葉書も12号病棟のわが子へ出すのか (三浦市)秦  孝浩 ■佐佐木幸綱選 テレビ観て「可哀そうに」と言いつつもワイン飲んでるまるで悪魔だ (岐阜市)木野村暢彦 ■高野公彦選 巷ではとても通らぬ弁明が普通に闊歩している政界 (生駒市)辻岡 瑛雄 ■永田和宏選 ほんたうは羨ましいのよひと…

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久しぶりに「朝日歌壇」ネタ、まあこんなモンか

 きょうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■佐佐木幸綱選 鰤鮪鱈鰰に鮫鮃鮟鱇もあり冬の歳時記 (三浦市)秦  孝浩 ■高野公彦選 発声の練習になりそうな名の楓蘇芳染螺鈿槽琵琶 (奈良市)山添 聖子 ★★★  いいねえ、こういうコトバ遊びのケがあるお歌は。クチに出して読むとおもしれえ。  は? 「どう読むのよ?」ですって?  ご自分で辞書なりなんなり引いて調…

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暑さはホンの少しだけマシになったがアタシはアタマがクラクラしたまんま、歩いてるとコロビそうになるんで外歩きに出るのがコワくてしかたねえ

 きのうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■永田和宏選 初盆に解約したる携帯の短縮3は三女の私 (横浜市)平本 佳奈 ■馬場あき子選 きのうまでお祭りだった原っぱに水鉄砲のきょうだいと母 (草加市)永吉 謙一 ■佐佐木幸綱選 「人生の卒業式」なんて広告の斎場の裏が我が勤務校 (千葉市)愛川 弘文 ■高野公彦選 故郷では六甲山の湧き水を撒水するらしさぞ涼しからむ (…

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暑いつ‼️ この調子だと年末には気温45度をこえるな、は? 「そんなワケないでしょつ‼️」ですって、もちろん冗談ですよジョ〜ダンつ‼️

 きょうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■佐佐木幸綱選 結婚は手堅い人を選びしと五十年目に妻は言ひける (静岡市)西垣  譲 猛暑日のテニスコートの女性たち長袖にタイツ覆面をして (神戸市)堀井 俊則 ■高野公彦選 最終回二死(ツーアウト)満塁三二(スリーツー)投げるはわが孫打たないでくれ (横浜市)久我 孟也 杖なしで歩いた頃のハイヒール今も靴箱の片隅におく (松…

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そろそろ退院のハズなんだが、まだハナシがきていない

 きょうの「朝日新聞」13面。「朝日歌壇」。 ■永田和宏選 木漏れ日を英訳すればなんとまあ味も素っ気もない表現に (京田辺市)藤田佳予子 ■馬場あき子選 知らざりき女王蜂が悲しげに小さな声で鳴くといふこと (八尾市)水野 一也 ■佐佐木幸綱選 セミ・オケラ・コオロギイラスト賑やかに昆虫食の自販機はあり (茨木市)瀬川 幸子 ■高野公彦選 布団より畳の方が冷たいと子の寝相…

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ホントに引いてたらキリがないし、でえいち暑いんだ、そんなにガンバレねえよ

 きょうの「朝日新聞」9面。「朝日歌壇」。 ■高野公彦・佐佐木幸綱共選 百均で購(あがな)ひしペンで署名する明朝提出の離婚届けに (三原市)下西 道子 ■永田和宏・佐佐木幸綱共選 泣くような事もないけどこのままじゃ泣かない人になっちゃいそうだ (富山市)松田 わこ ★★★  下西さん。近ごろの百均じゃけっこういいモン売ってるみたいですからね。  それに。離婚届なんぞ…

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天の戸をおし明け方の月見れば憂き人しもぞ恋しかりける、これは夢枕獏の「陰陽師」に出てきた歌

 きのうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■馬場あき子・高野公彦・永田和宏共選 登校は一人で歩く同じ道お姉ちゃんはもういない春 (奈良市)山添 聡介 ■佐佐木幸綱・永田和宏共選 並べればマトリョーシカのようにまた弁当箱は大きくなりぬ (奈良市)山添 聖子 ■馬場あき子選 母の日や母のない子のさみしさを知っていそうな花屋の店主 (宇都宮市)手塚  清 ■佐佐木幸綱選 …

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本文と関係ねえが、きょう6月12日は新聞休刊日

 きのうの「朝日新聞」9面。「朝日歌壇」。 ■永田和宏選 入棺体験無料とありし棺の中よもつくにへと蓋を閉めらる (東京都)長谷川 瞳 お互いに「二人羽織」を演じてたあれを愛だと言えたのだろうか (焼津市)野沢たか子 何事も無かつたやうににんげんはマスクを外し外へ出でゆく (横浜市)滝  妙子 ■馬場あき子選 五キロで踏むと爆発する地雷ゆゑ四キロの犬ウクライナを救ふ (京都…

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風の上に星の光は冴えながらわざとも降らぬ霰をぞ聞く、コレは藤原定家の歌、なに、ただ出してみただけ

 きのうの「朝日新聞」9面。「朝日歌壇」。二首入選がお二人いるんで、そのお歌を。 ■永田和宏・佐佐木幸綱共選 目をおめめと言われおめめをしかと開け目薬さしてもらう春昼 ■馬場あき子選 デイサービスの小暗き隅に職員はわが車椅子拭いくれおり (和泉市)長尾 幹也 ■高野公彦選 波平とノリスケとマスオ結婚をするなら誰って話す銭湯 ■永田和宏・馬場あき子共選 姉ったら恋の話もオ…

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な〜んか疲れんだよな、季節の変わり目だからかね?

 きのうの「朝日新聞」8面。「朝日歌壇」。 ■馬場あき子選 フクシマを教訓にしてドイツでは脱原発を完了しにけり (京都市)丹羽 夜舟 弁当を使うと言って笑われた美味いをやばいと言う後輩に (京都市)尾関 純也 強がりにさびしい響きはあるけれど強がり言はねばもっとさびしい (館林市)阿部 芳夫 ■佐佐木幸綱選 一度だけ週刊朝日に載りました赤字に悩む『私の家計簿』 (高松市…

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連休だだけど遊びに行かねえぞ行きたいトコが特にねえから

 きのうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■高野公彦選 給付金配るニュースにああそうかもうすぐ選挙なのかと気づく (観音寺市)篠原 俊則 この国が希望に満ちたところなら放っておいても子供は増える (菊池市)神谷紀美子 ■永田和宏選 赤ちゃんがこの世の終わりのように泣く案外きみが正解かもね (東京都)上田 結香 ■馬場あき子選 廃炉への永遠の迷路を指すばかりロボット写す…

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地方選終わってみれば自民勝ち民意の低さまた知らされる

 きのうの「朝日新聞」9面。「朝日歌壇」。 ■佐佐木幸綱選 子は描く白クレヨンで白くまを白い紙でもおかまいなしに (川崎市)小暮 里紗 ■高野公彦選 日本海ミサイル何発沈みしや木造船の霊眠る海 (船橋市)佐々木美禰子 こんなにも豊かな笑顔をもっていたマスクを着けず下校する子ら (観音寺市)篠原 俊則 ■永田和宏選 ウクライナに必勝しゃもじ持参して露呈されたる「観戦」気分 …

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爆弾を投げてどうにかするほどのタマと思えぬ岸田のヘタレ

 おとといの「朝日新聞」13面。「朝日歌壇」。 ■馬場あき子選 この街のパン屋のパンになるという小麦畑にふるはるのあめ (新潟市)太田千鶴子 ■佐佐木幸綱選 死ぬまでは紙の新聞取りますよ新聞屋さんと約束をする (四日市市)園田 信子 ■高野公彦選 芸術は政府のものにあらざると文化勲章辞せし人逝く (東京都)上田 国博 ■永田和宏選 そんなものいったいどこで拾ったの捨てて…

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大地震いつかまた来るその時に生きていたくはないと思うな

 きょうの「朝日新聞」11面。「朝日歌壇」。 ■永田和宏選 円周率みたいに呼びたくはない「あの日」は三月十一日 (四街道市)山田 麻衣 ■高野公彦選 三・一一(さん・いちいち)練習前に円陣を組み黙禱の侍ジャパン (札幌市)伊藤  哲 ★★★  かたや「サンテンイチイチ」ていいかたはカンベン、かたや「サンテンイチイチ」がお歌のなか。どっちがどうこうてよりや、「サンテンイチイ…