バッタ跳ぶこの世のいろを負びながら 柴田いさを オンブバッタも育メンですか夕べ来る 片山煕子 幼き日バッタ掴んで飛び回る アロマ オリオンと店の林檎が帰路の栄はえ 中村草田男 赤門の残る城下に林檎熟れ 松崎鉄之介 林檎来る津軽の風の詩のごとく 山田六甲 朝食やアメリカ人は林檎好き 今井千鶴子 武蔵野に津軽林檎の実りをり …
紅葉散るのみに文福茶釜寺 高橋さえ子 一張羅に福茶をこぼす婆ちやん子 千田敬 旅立ちの子に花開く福茶かな 浜福惠 大福茶夢語り合ふ若夫婦 竹内悦子 福茶には昆布梅干し福豆を アロマ その人とすぐわかる文字年賀状 塩川雄三 麗しき賀状遙けき青春賦 上田繁 和紙の花一輪咲かせ賀状来る 市橋幸代 立直りたる気配溢るる賀状かな 津野朝…
昨日は友人と一緒に千葉の館山で釣りをするために、いつになく家を早めに出発しました。 船宿集合が4:30なので、友人とはアクアラインの千葉側出口の料金所で3:00に待合わせをしました。 私は2:40分くらいに待合わせ場所に到着してしまったので、車を降りて釣り道具のチェックをしていました。 その際に何の気なしに夜空を見上げたら、なんとオリオン座が輝いていました。 オリオンは冬の代表的な星座ですが、…
どの窓もいつか眠れる九月の夜 廣瀬直人 帰路 ながらえば又九月一日の残暑なり 荻原井泉水 なにがなしたのしきこころ九月来ぬ 日野草城 ひとり身の九月草樹は雲に富み 野澤節子 鳳蝶 まつすぐにゆけば九月の乱れ雲 桂信子「草影」以後 めをとにはあらぬふたりの九月蚊帳 日野草城 もしか地震あらばの九月来たりけり 阿波野青畝 もろもろのもの尖りだす九月かな …
午前3時に空を見上げる。 西の空にオリオンが見えた。 今季初のオリオン。 夜空も確実に秋模様。 時は流れる。