晴天に鳶の輪寒し梅の花 碧雲居句集 大谷碧雲居 千駄木に隱れおほせぬ冬の梅 寒梅 正岡子規 選ぶにはたらず寒さの梅若菜 樗堂 早梅の悟リかけたる寒さ哉 林紅 太穂忌の相模寒月梅真白 澤柳たか子 大津絵は梅にうつらぬ寒かな 松窓乙二 誰髭の寒く白キも梅のしべ 万子 探梅の果ての寒山拾得図 牧長幸子 探梅の寒さばかりを言ひどほし 正木ゆう子 静か…
買い物から帰ると車の下に何やら落ちている。 「水筒のような物が落ちてるから気を付けて!」 降りて拾うと魔法瓶でカバーが掛かっているが名前が無い! 肩掛けのベルトまで付いているのできっと近所の子供だろう。 カバーのチャックを開くとボトルに名前が書いてある。 見覚えの無い名前で付近には居ない子供の名前だった。 丁度近くに住む若いお父さんが居たので聞いてみた。 「落し物ですけどご存知ありませ…