黄水仙入れて春の一生けに
「アロマ」の句 春の旅昨日は雪の降りし古都 メジロ来て逆さに花の蜜を吸う 宝登山に蝋梅咲いて眩しかり 買い物へブーツの吾子の手を引いて 春の道手編みのベストであの人と 黄水仙入れて春の一生けに 諸喝采紫の花揺れ入園よ 春雨しとしと鶯の笹鳴き タンポポを見つけて騒ぐ息子なり 愛らしく八重の斑入りの紅椿 揚羽飛び肩に天道春の道 「…
「アロマ」の句 春の旅昨日は雪の降りし古都 メジロ来て逆さに花の蜜を吸う 宝登山に蝋梅咲いて眩しかり 買い物へブーツの吾子の手を引いて 春の道手編みのベストであの人と 黄水仙入れて春の一生けに 諸喝采紫の花揺れ入園よ 春雨しとしと鶯の笹鳴き タンポポを見つけて騒ぐ息子なり 愛らしく八重の斑入りの紅椿 揚羽飛び肩に天道春の道 「…
満月といふ臘梅の昼の色 後藤比奈夫 黒臘梅には生れつき茶の心 後藤比奈夫 臘梅の香をためてゐし日向あり 稲畑汀子 臘梅の薄き日ざしのままに暮れ 鷹羽狩行 きらびやか蝋梅の照りに魅せられて アロマ 沖のみの晴れて臘梅くらみたる 角川春樹 宝登山に見る蝋梅の花清げ アロマ 臘梅のいろの溶けゆく山日和 板谷芳浄 臘梅をいけて無骨な床柱 京極杞陽 …