修道院コインブラ大学図書館大学ファド コインブラはポルトガル第３の都市、ポルトから約１６ｋｍで、コインブラ大学とサンタ・クルス修道院、新旧カテドラルが有名だ。大学ファドもあり、運よくピッタリ１１時の図書館見学会にも参加でき学芸員の詳しい説明が聞けた。 約３００年にわたるイスラム・アラブ支配を経たのち、１１４３年のポルトガル建国時にはこの土地に首都が置かれ、１２５５年までブルゴーニュ王朝の中心地と…

旧大学エリアの観光を終えて、旧大学を「鉄の門」より出て、旧大学の丘を降りてモンデゴ川の前にあるポルタジェン広場に移動した。歴史のある街の下り坂の道は、メイン道路でなかったためか、道路表面のモザイクが擦れたためか凸凹になったところのある歩きにくい道であった。 少し、降りたところに旧カテドラルがあった。その中を拝観する時間もなかったのでその前を通り過ぎた。この建物は、1162年に建立された、ロマネ…

サン・ミゲル礼拝堂の拝観を終えて、16時に予約したジョアニナ図書館の観覧順番を待った。 旧大学の中庭の中央には、ジョアン3世の像が立っている。ジョアン三世は、1537年にコインブラに大学を定着させるための建造物の整備、体制の強化を図った大学設立の功績者である。高台の中央にあたるコインブラ大学の中庭の真ん中にその巨体を少し高めの台で支えている。 時計塔の鐘が16時に「カーン！コーン！グアーン！…

「ラテン回廊」から、サン・ミゲル礼拝堂に移動して、急いで礼拝堂の拝観をした。この場所も、拝観に当たっては、コインブラの旧大学に行き、礼拝堂と図書館の観光申し込みをした。堂内でのフラッシュ撮影、説明、私語は禁止になっていた。 サン・ミゲル礼拝堂は17世紀のアズレージョ、祭壇やパイプオルガンのパイプの装飾が美しい。また、祭壇の上部の天井近くにある小さなキリストの十字架の像は印象的であった。 天正…

アヴェイロを出発して、コインブラに向かった。コインブラは、2013年に「コインブラ大学とアルタとソフィア」で世界遺産に登録されている。アルタとソフィアはコインブラ大学周辺地域の地名である。 コインブラは、リスボンとポルトの間に位置し、ポルトガルの地を奪回する国土回復運動の1139～1260年の間はポルトガルの首都であった。陶器、織物、食料品、ビール、ワインの産地でもある。コインブラ大学は、ヨー…