「廣瀬陽子」の日記一覧

会員以外にも公開

もう一つの火薬庫

廣瀬陽子の「コーカサス 国際関係の十字路」を読了した。著者は慶應義塾大学総合政策学部准教授で、専攻は国際政治・比較政治学・コーカサス地域研究である。本書は、チェチェン紛争、エネルギー問題、民族問題等で国際的に注目を浴びているコーカサス地方の現状と問題点を総合的に解説したものである。なお、本書の発行は2008年7月である。  コーカサスとは、黒海とカスピ海に挟まれた地域で、主としてコーカサス山地と…