「諸喝采」の日記一覧

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やや寂し気に白い大根の花

 大根の花咲く浦に日当って  萩谷幸子  紫の花弁日に透け諸喝采 アロマ  風に砂とんで浜大根の花  辻美奈子  翳るとき濃し大根の花の色  近藤喜子  大根の花夕闇に沈みゆく  白石正躬  網干して浜大根の花の昼  遠藤真砂明  やや寂し気に白い大根の花  アロマ  作りすぎたる大根の花盛り  高倉恵美子  種をとる大根の花ふさふさと  広瀬千鶴  フェンス…

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知恵づいて人見知りする赤ん坊

  お昼は春菊しめじを入れた饂飩 油揚げも   ハム二枚 生キャベツ ご飯少々     ひゝらぎのあまりに華奢な花日和  上田五千石『天路』補遺  羮(あつもの)はさよりの華奢に木の芽して  細見綾子 桃は八重  貝割菜華奢に吹かれて混み合へり  保坂リエ  ゆきぞらの下にて瑠璃のいらか華奢  久保田万太郎 草の丈  諸喝采華奢な風情で風に揺れ  アロマ  塀華奢に木戸より低…

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一斉に桜の花に目白来て

   「アロマ」の句  一斉に桜の花に目白来て  鶴見岳満開の桜にロープウエイ  朝の目覚めに小鳥姦しく  諸喝采薄紫に日を透かし  紫花菜桜とコラボして  遠景の菜花に手前諸喝采  厨前山鳩餌を啄んで      「星野立子」の句  昼餉終へ夢のごとくに遠干潟  陶の如白玉椿咲き初めし  満員の電車が通る花縫うて  このあたり畑も砂地や豆の花  学校へ行く子はゆき…

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透きとおる川に河骨揺れている

   「アロマ」の句  学校の裏の蓮華田楽しくて  津和野の枝垂れ桜の「わた屋」かな  透きとおる川に河骨揺れている  山桜赤い葉が染井吉野を背に  自動車道彼方に白い木の花が  バスの窓菜の花桜の競演か  諸喝采花びら紫日に透けて  絵巻かな秩父連山遠霞  サンドイッチのトマトスライス春の合ハイ  桜並木の向こうに青田山      「阿部みどり女」の句  つぎつぎ…