2019年05月13日(月)20:13 会員以外にも公開 植松自由人 「勝ち抜く力」(白鵬翔著)に感動した(終わり) ー2010年3月14日、朝青龍関引退で一人横綱になった。 3場所連続の15戦全勝は1909(明治42)年に優勝制度が設定されてから初めてのこと、そして千秋楽結びでの白星13場所連続という記録は、双葉山関を抜いて史上1位となったとのことだった。 運は努力した人間にしかこない。運に入っている軍という字には、いくさとか戦いという意味がある。そういう意味では運は、勝って、努力してつかむものだと思う。…
2019年05月13日(月)15:02 会員以外にも公開 植松自由人 「勝ち抜く力」(白鵬翔著)に感動した(2) ー古来よりモンゴル人は、自分たちの祖先は狼と白い鹿の子供だという伝説を伝える一方で、草原で最強の生き物である狼を畏れると同時に、狩猟や戦争の戦術を教えてくれる存在として敬ってきた。 朝青龍関から金星を挙げたとき、私はそのことを思い出していた。そしてあの白い狼から運をもらったと感じた。 4勝7敗で迎えた12日目の千代大海戦で、「自分はしょせん挑戦者なんだ」と開き直り、「一から出直そう」と気持ち…
2019年05月11日(土)14:49 会員以外にも公開 植松自由人 「勝ち抜く力」(白鵬翔著)に感動した 「勝ち抜く力」 白鵬翔著 悟空出版 2015年2月18日発行 ー私が生まれたとき、父は44歳、母は38歳だった。しかし、モンゴルでは「母親が年をとってからの子供は強くなる」と言い伝えられており、父の友人も「この子はボイェンタイ(みんなの愛を受けて豊かになれる)だから強いフチテ(力士)になる」と祝福してくれたそうである。 最近のモンゴルの子供たちは、馬が臭いと言って、馬に乗るのを嫌うようになって…