「石彫刻」の日記一覧

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龍の鳥居

神社の入り口にある鳥居は、神社の内側の神聖な場所(神域)と、外側の人間の暮らす場所(俗界)との境界を表しています。 鳥居は神社へ通じる門や、神社のシンボルといった役割のほか、神社の中に不浄なものが入ることを防ぐ、結界としての役割もあるといわれます。 県南地方の狛犬探訪で、出会った神社の鳥居。 貫の部分には、左右に龍の彫刻が彫ってある。 鎮座する狛犬が霞んでしまう。 良い石と名石工が居る地…

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珍狛犬との出逢い。

県南で明治から昭和初期に、活躍した小松寅吉、小林和平の探訪が一区切りついたので、今度は彼らに影響を受けて独自の作風を確立した、和平より17歳年下で、白河市生まれ、野田平業の狛犬を探訪しようと計画。 東北には、猛烈な大寒波が襲来する中、県南に出掛けた。 自宅から1時間、白河市に入ると、昨夜降ったと思われる、雪が薄っすら積もっていた。 平業の狛犬を探訪する前に、珍狛犬が有ることが分かって居たの…

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栃木県 雲照寺から石川町 長福院探訪

     栃木県塩原市 雲照寺 小松寅吉は晩年、仏教界の戒律重視・改革派の僧侶たちに認められ、雲照寺の巨大な准提観音像、京都・西明寺の「阿育王石柱」などを残している。 私も持って居る「DVD」、映画『狛犬の棲む里』を制作した桂俊太郎監督は、雲照寺の准提観音像を見たときの感想を、これが、「鹿嶋神社の飛び獅子」を作った寅吉の作品か?と怒りすら覚えた、と語っていたと言う。 仏像というものに対して…