「能舞台」の日記一覧

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久しぶりに能舞台が見られる!

松坂城で行なわれていた薪能は最近はホールになった。 城跡で行なわれるのが何とも幽玄な感じで良かった。 それがホールではなかなか足が向かなくなった。 津市でも津城で毎年行なわれていたがコロナで中止。 今年は久し振りに開催されるとの情報で行くことにする。 先日久居のアルツホールにチケットを買いに行った。 一枚500円だったが名古屋などに較べたら本当に安い。 豊田にも能舞台があるが15000円とチケ…

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一期一会の能舞台 その1

能を見始めてまだ12年しか経っていませんが、時にこの能の曲をもう1回見ることが出来るだろうかという機会に当たることがあります。 能をある程度知っておられる方なら「披く」という単語が用いられる場合は、その能の曲を初めて上演する、舞うという意味になります。 能楽師にとっては、一つの重要な通過点として「道成寺」を披いたことがあるか否かで若者か成人かのような比較となります。特に女性能楽師の場合で…

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手作りお菓子 63 (2007)

 昨日も整体師のNさんから手作りお菓子をいただきました。まずひなまつりの時期に、季節感あふれる包装のかわいさに目が止まりました。メニューは、チョコシフォンケーキ、ココナッツのフォンダンショコラ、ココナッツとオーツミルクのプリン。これにはいちごのピューレが載せてあります。いつも通りの美味しさでした。  整体師のNさんの義母さまが能にご関心をもたれていると聞き、来月の夫の演能のちらしを渡しまし…

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蒼泥む宵の稔り田黄金色

 どこまでも続く秋の田伊予路なる  川口咲子  秋の田の大和を雷の鳴りわたる  下村塊太  秋の田に大きく燃えて日落ちけり  行方寅次郎  宍道湖の波かよへる稲田かな  大場白水郎  雁渡る月の稲田の眩しさを  中村汀女  稔田へ風やはらかし素十の忌  竪 ヤヱ子  稔り田の夕映えに母薄められ  佐藤鬼房  稔り田は三原色の黄色なり  山口誓子  稔り田の中に鉄筋小学校  津…

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3年ぶりの夫の能舞台

 来月20日に夫は、3年ぶりに能舞台に立つことになりました。一時は病床にありましたが、謡曲の稽古は復活していました。3年前は敦盛でしたが、今回は鵜飼。長良川の鵜飼ではなくて甲斐、つまり山梨県の笛吹川の鵜飼です。当時の川の名も今とは違い石和川。能によくある亡者のお話です。当地は長良川の鵜飼を連想されますので、そうでないことを説明しなければなりません。何しろ能の教本は室町時代に作られたお話。川の名前…

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菊生けて床の間ぽっと赤らんで

 菊の香にあるだけの椅子並べ置く  田島星景子  菊の香にある吉凶の記憶かな  右城暮石 散歩圏  菊の香にうもれて瞼伏せにけり  松村蒼石 寒鶯抄  菊の香にえびは一、二度反りあがる  松本恭子 二つのレモン 以後  菊の香にくもりくも九日かな  除風  菊の香にくらがり登る節句かな  松尾芭蕉  菊の香にこゝろかよわくひとを呼ぶ  中尾白雨 中尾白雨句集  菊の香にさすが山路の…