駅で解散後、朝以上に多い人垣の中を又渡月橋を渡り福田美術館へ向かいました。 美術館入口は、静かなものです。 進撃の巨匠(竹内栖鳳と弟子たち)、 竹内栖鳳の作品目当てに訪ねてみました。 近代日本画の先駆者に名を連ね、私の好きな上村松園、そして村上華岳、土田麦僊、小野竹喬、西村五雲等錚々たるメンバーを育てました。 彼の作品は画題の質感、表情、周景、繊細さ、また構図にも表れる感覚が見る者を打つ。 …

今朝の京都嵐山は、雲の垂れ込めたお天気で駅から渡月橋を渡る人々の行列に私達も続いて行きました。 保津川沿いに歩き嵐山公園に上がり、其処から小倉山に向かう山道へ入りました。 登って行く内に汗が流れ出て来てしまい、山のすぐ下につく頃には額をタオルで拭きながらでした。 皆で暑いわねと言いつつ六丁峠を通過し、落合橋まで下ります。 落合橋からトロッコ保津峡駅に立ち寄りましたが、此処を間近に見るのは初めて…

松尾芭蕉直筆の「野ざらし紀行図絵巻」が発見され、それが京都・嵯峨嵐山の桂川沿いにある福田美術館に収納されたという、日経新聞の５月２４日の記事を読んで、スクラップしておいた。今回、正倉院展と同じ時期に、京都でその展覧会があると聞いて、楽しみにしてやってきた。 この「絵巻」に特に関心を持ったのは、昨年、出版した拙書「文学・文献の中のふるさと」にある。芭蕉の作品「野ざらし紀行」の中に“わがふるさと”…