亡き父に代わって母と妹たちを守る「とと（父親）」の役割を果たし「とと姉ちゃん」と呼ばれて育つ小橋常子（こはし つねこ）をヒロインに、戦前・戦後の激動する昭和 時代をたくましく生き抜いてゆく三姉妹の家族年代記と、彼女らが東京で女性のための雑誌を作る出版社を立ちあげ、「魂のパートナー」となる天才編集者・花山（唐沢寿明）と出会い　雑誌『 あなたの暮し』を刊行し一世を風靡する挑戦のストーリーを描く。 静…

　実際の「大橋鎭子と花森安治」とはちがうとか、商品テストに対して企業の嫌がらせなど無かったとか、暮らしの手帳の追及した「戦争責任」と「食品公害」への取り組みが描かれていなとか…、確かに色々ありましたが、フィクションとしては良く出来ていました。 　昭和の暮らしを「もの」を通して描いて行くのは中々良い発想だったのでしょう。今時、20％を超えるドラマなどそうそう出てきませんが、流石朝ドラですね。 …

朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」が終わった。４月以来、ちょうど半年だったろうか。日に何回も放映され、視聴率も極まて高かったであろう、この番組には、視聴者も極めて多いであろうし、詳しい方も多いに違いない。 　wakohは、実は、なるたけ観るようにはしていたのではあるけれども、すべてを通して観られたわけではない。集中して視聴していたというよりは、いわばながら族程度の安直な視聴の仕方でしかなかった。…