飛機の窓下に映日眺めつつ
夜間飛行機子と七月の湯屋を出て 磯貝碧蹄館 飛行機が著けばすぐある黍畑 辻井ト童 飛行機のずしんと降りる枯野かな 長谷川櫂 飛行機を下りて暖炉と紅茶かな 楠目橙黄子 橙圃 初飛行小倉より鹿児島へ アロマ 光失せし気球は天の鍵穴か 横山房子 春の気球こころのこして戻りたる 木下夕爾 沖に出て気球虹色卒業期 小野恵美…
夜間飛行機子と七月の湯屋を出て 磯貝碧蹄館 飛行機が著けばすぐある黍畑 辻井ト童 飛行機のずしんと降りる枯野かな 長谷川櫂 飛行機を下りて暖炉と紅茶かな 楠目橙黄子 橙圃 初飛行小倉より鹿児島へ アロマ 光失せし気球は天の鍵穴か 横山房子 春の気球こころのこして戻りたる 木下夕爾 沖に出て気球虹色卒業期 小野恵美…
事もなく一人歩きや秋の月 河合笑子 代書屋の野暮な看板秋の月 中田光介 秋の月冴え冴えとまた丸々と アロマ まんまるにこぼれ落ちさう秋の月 鷲見多依子 摩天楼より高々と秋の月 山田春生 束の間に秋の虹立つ岩手山 大場燈児 秋の虹カルスト台地をまたぎけり 新倉舒子 新築の学舎五階の秋の虹 佐々木幸 秋の虹爽やか…