天恵の一句
人の手を借りて釘打つ厄日かな 蜻蛉を追ひ越すひかり賑やかに 右斜め前方に見ゆ赤とんぼ 無花果のひよとこ顔の熟れ残る おでん屋に入るユニクロの大袋 以上 久し振りの俳句雑詠ですがお許しクダサイ 矢張り体調が良くないときは駄句になりがち 推敲の時間が無い 悲しいことです
人の手を借りて釘打つ厄日かな 蜻蛉を追ひ越すひかり賑やかに 右斜め前方に見ゆ赤とんぼ 無花果のひよとこ顔の熟れ残る おでん屋に入るユニクロの大袋 以上 久し振りの俳句雑詠ですがお許しクダサイ 矢張り体調が良くないときは駄句になりがち 推敲の時間が無い 悲しいことです
金風に掲げて野のもの海の物 竹伐る音らし奥の村に入る 秋高し身長少し低くなる 長き夜の捻って入れしコンセント 遮断機の向こうに見える祭旗
糸底のざらつき少し冷し酒 桶の箍ゆるむ酒蔵薄暑かな 蔵元の塩を小皿新走り 兜煮の目玉つるりと立夏来る 少年の触れたき高さ棕櫚の花 蛇穴を出るをためらふ苦行釈迦{春}
囀りの中生涯の岩一つ 出逢いとはわかれとは鳥雲に入る 雉笛やとなりの窓は開いてゐる 釘打つて釘からゆるぶ春の川
少しレトロ、しかし間違いなく一句を引き立てる言葉…・・。 例ーーー 水たまり=にわたづみ 絶壁=きりぎし 斜面=なぞへ 陸(りく)=陸(くが) あちこち=をちこち 階段=きざはし ガラス=玻璃戸 通り雨=日照雨(そばへ) 膝=ひかかみ お尻=ゐしき 夕暮=かはたれ 下枝=しづえ 枝若き=しもと 巫女=かんなぎ
風花や藤沢周平文庫本 一番好きな作家 山眠る尻にポッケト壜の酒 アルちゅうでも無いのだが・・・ 土竜塚踏めばさくりと霜柱