以前、仕事関係のパーティに参加した。温泉ホテルのバンケットホールでの40人程のパーティ。そこで主催者が１０人のコンパニオンを雇っての接待を受けた。まあ。月並みなサービスだった。彼女らがどんなことをするかというと、先ず、キャバ嬢的衣装でのお酌、次にステージパフォーマンス、盛り上がった所で、「酔っ払っちゃった。」と言って一人が下着になる。ウケると、もう一人がライバル意識を顕わにしてオッパイを出す。す…

　第四章　前者の轍 　河野の離婚騒ぎがあってからふた月ほど経った頃、今度は横井克己から連絡が入った。 　三人は又同じ料理屋の個室に集まった。 　「どないしたんや」 　「ちょっと聞いて欲しいんや。河野君の話聞いとったから気になってな」 　「なんやて、何があったんや」 　「今の仕事は保安部の部長なんやが、一人の需要家から名指しで検査の依頼の電話が架かったんや。相手は笹森久美と言う女性や」 　「…

（15年ほど前からの数年に体験したことを元にでっちあげたフィクションです＾＾；） 　シンポジウムがはじまると、若干遅刻してくる客がいるものの各ブースを設置したホールのロビーは開場前のように閑散とした。 　するとパソコンのトラブルのとき、業者を呼んで山田を助けたコンパニオンが、自分のブースを離れてやってきた。 　「どんなサイトなんですか。私にも、説明してくれます？」 　山田はさっきま…