「花 篝」の日記一覧

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諸喝采紫の花揺れ靡く

 【風邪気味なのか 終日うつらうつら  録画のドラマを見つつ 横になっていた  夕餉はローストビーフ びんちょう鮪の刺身 コロッケ等】    黒潮の濃し大根の花の上 神蔵器  大根の花夕闇に沈みゆく 白石正躬  風に砂とんで浜大根の花 辻美奈子  翳るとき濃し大根の花の色  近藤喜子  諸喝采紫の花揺れ靡く  アロマ  黒潮の洗ふ岬の紅…

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両袖を広げし如く花枝垂れ

 み吉野の旅のはじまる花曇  稲畑汀子  み吉野の奥千本の花の冷  竹下陶子  満開の花の下汀女の句碑あり  アロマ  吉野山余花に賑ひ戻りけり  稲畑廣太郎  夜桜の白を極めて女人堂  影島智子  夜桜へ志功の菩薩うかれ出づ  柳下舟灯  花の宴装い凝らす二十歳の娘  アロマ  花冷の傘ふれ合うてまみえけり  目羅忠雄  川筋の視野のさゆらぎ花篝  本多正子  …

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遠近(おちこち)に色濃く咲いて八重桜

 花篝くろがねの闇焦がしをり  山崎青史  滅びたる者のさざめき花篝  森岡正作  花篝 憂いを秘めて舞い踊る アロマ  ゆらゆらと幻を見し花篝  荻野千枝    発電所ところどころに八重桜  皆川盤水    遠近に色濃く咲いて八重桜  アロマ    手のひらにはづませてみる八重桜  野口光枝  昔井戸ある道に珠の八重桜  アロマ    地の影もまた軽からず八重桜  丁野…

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花篝揺らめく中に遠い日々

 花過ぎの地を彩れりさくら草  阿部ひろし  花過ぎの宿に湯殿を使ふ音  武井良平  花過ぎの風を囃して羅漢さま  鴨下昭  花過ぎの並木を風の過ぎりけり  白石正躬  花過ぎの白い輝き街に満つ  アロマ  花過ぎの男ばかりのめし屋かな  樋口みのぶ  花過ぎの心安らぐ日なりけり  三木千代  花過ぎのカクテル味わう宵の口 アロマ  花過ぎのフルーツの園風ばかり …