2013年04月22日(月)11:28 会員以外にも公開 ふじの 季巡り短歌 春から初夏その3 __ 「エネルギー」 小さくも辛夷は拳握りしめ沈丁花には負けぬとばかり 馬の瞳に空の映りて脊な震ふ 二本脚らの心読むらし ==題詠「馬」 跳ね回る仔やぎ仔うしの喜びの末は知らねど「遊べよ仔馬」 天馬でも天女でもよし運びてよ海の藻くずと身はなるとても 塗る程にたるみし肌の手に負へずせめて笑へと強ひるもをかし 「隣人の恵み」 購ひし枯れ木の如きつる薔薇に語りては…