「御府内二十八不動霊場」の日記一覧

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御府内二十八不動霊場巡り、第12番 墨田区多聞寺

先日、葛飾区の正覚寺へ行った時に寄るのを忘れた、墨田区最北部の多聞寺へ。隅田川七福神の毘沙門天として名高い。土日のみ運行の京成タウンバスで「鐘紡バス停」下車。かつてこの辺りのランドマークであった鐘紡は2007年に解散、残った化粧品部門は花王の傘下に。CMソング「かんかん鐘紡、赤ちゃんの時から鐘紡毛糸」のメロディが蘇る。(写真左) サッカーと野球場に挟まれた道を進むと、多聞寺の裏手に出た。ぐるっ…

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御府内二十八不動霊場巡り、台東区 第18番不動院

あるサイトでは「不明」となっていた、旧浅草森下町の不動院であるが、調べてみると実在するようだ。真言宗智山派の阿遮山円満寺。 プリントした地図を手に、都営地下鉄浅草線の蔵前駅から出発。近い場所にある筈なのだが、行けども行けども「寿」の地名が現れない。可笑しいなあ、と思ううち、竹町(たけちょう)公園に出くわす。北へ向かっていると思っていたのが、西だった~ 初めての土地で、勢い込んで歩いたので、思い…

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御府内二十八不動霊場巡り、中央区茅場町 第13番智泉院

東京駅行きのバスを茅場町駅で下車。この辺りはコロナ以前は会場モニターでよく来た場所(水天宮周辺)だが、今日は茅場橋を渡らず、手前で左折。 ビルの谷間に押し込められたような智泉院。茅場町の薬師さまとして知られている。(写真左) 堂脇に端正な地蔵像、制作は昭和2年と新しい。(写真中) 台座の脇にある天水桶は江戸末天保期のもの。深川の鋳物師の手になるとか。大八車に乗せられて、永代橋を渡って来たのかな…

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御府内二十八不動霊場巡り、港区 第23番 赤坂不動尊 威徳寺

二十八不動巡りも不明を除いて、残り5か所となった。 今日は赤坂から。都心中の都心は都バスや都営地下鉄が走行しておらず、アプローチに悩む。新橋駅から都01渋谷駅行バスをチョイス、溜池バス停下車。雨が降りだした。赤坂見附まで徒歩、約1㎞。 ヒルズの開業をきっかけに再開発が進む虎ノ門エリア。首相官邸周辺では地下鉄駅の工事の真っ最中。日枝神社のエスカレーター参道を横目に過ぎて左折、一ツ木通りに入る。突…

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御府内二十八不動霊場巡り 第6番 葛飾区、正覚寺

雲が広がって陽射しが弱そう。風もあるし、と希望的観測を並べ立て、都内最北部の不動霊場を目指す。 最寄り駅は常磐線綾瀬駅(徒歩15分)だが、タダで移動できるバス路線でアプローチを試みる。 チョイスしたのは浅草から出ている京成タウンバス、有01亀有駅行き。土日のみの運行で、1時間に1本というレア路線。時刻表の白部分の広さが尋常でない。(写真左) バスは墨田区を墨堤沿いに北上し、堀切で荒川を渡る。…

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御府内二十八不動霊場巡り、湯島界隈、第27番霊雲寺

サッカーミュージアムの横を通り過ぎ、だらだら傘谷坂(からかさだにさか)を下る。今は「サッカー通り」の方が、文字通り「通りが良い」かも。昔は傘職人が多く住んでいたらしい。 湯島2丁目交差点を右折、見事な土塀が目に入る。霊雲寺だ。先の円満寺同様、震災、戦災を経ながら命脈を保った寺院だ。 立派な本堂、中には2体の大日如来の本尊が祀られていた。 堂に登る階段に座り込んだ男性は、スマホを手に立ち上がる…

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御府内二十八不動霊場巡り、港区編2

古川橋を渡って三田エリアへ。第22番、龍臥山宝生院。門の内側はアスファルト貼りで、緑が乏しく、幹線道路わきの蕎麦屋のような佇まい。本堂と不動堂が並び立つ。(写真左) 不動堂の扉は閉されたままで、中を伺うことはできなかった。 敷地脇に数基の石碑。(写真右)「陣幕久五郎」が気になる。故千代の富士の親方名くらいしか記憶がない。 ググってみると https://ja.wikipedia.org/w…

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御府内二十八不動霊場巡り 港区編1

都営地下鉄大江戸線麻布十番駅から都バス06で四ノ橋バス停下車。明治通りを渡って、絶江坂(ぜっこうざか)を登る。坂の名は、承応2年(1654)、赤坂から移転してきた曹渓寺の、初代和尚絶江が名僧として知られたことに由来する。 坂の途中に大きなイチョウの木、これを山門代わりに第28番、延命院が建つ。 帰り道、坂の途中で親子が自転車の練習。日本語でないのが流石港区南麻布。

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御府内二十八不動霊場巡り、第9番薬研堀不動院

不動院へと両国橋を渡る前に道を曲がったら、雰囲気のあるビルに遭遇。春日野部屋だった。私たちの世代は栃若時代が懐しい。髷を結えない力士がまわし姿で脇に立っていた。写真左 薬研堀の不動尊へ。道路沿いに沢山の幟が建っているのだが、似たような通りばかりで「本命」がどこだか分かりにくい。グーグルマップ頼りで辿り着く。(写真中) 10年ぶりくらいかな。帰りに店を畳んだと聞いた辛子屋さんの界隈へ。先月まで…

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御府内二十八不動霊場巡り、第20番萬徳山弥勒寺

今日は墨田区の最南部、江東区との区境に近い、第20番、萬徳山弥勒寺。 江戸初期の建立で、当初の本尊は弥勒菩薩だったが、後に徳川光圀寄進の薬師如来に代わる。 境内には鍼灸の鍼を細い管に入れた「管鍼法」を創案した、杉山検校の墓所と、はりの供養塔がある。 杉山検校は名を和一といい、武士の出であったが幼少期に伝染病により失明した。江戸で鍼や按摩などの修業を志したが果たせず、江の島神社に参篭し、断食修…

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御府内二十八不動霊場巡り 第11番清瀧山観音院蓮花寺

二十八不動霊場であるが、先達によればそのうちの7か所が不明だそうだ。明治の廃仏毀釈、震災に戦災など、東京が経て来た波乱の歴史を感じさせる。 正福寺から南下し、向島百花園の裏手に回る。細い路地の突き当りに、蓮花寺の裏門があった。 境内を抜け、表側に回る。門前に道標の石碑。江戸時代は川崎、西新井と並ぶ「三大師」として尊崇を集めていたらしい。(写真左) 山門から本堂までの距離が結構長い。周辺はす…

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御府内二十八不動霊場巡り 第26番月光山正福寺

長かった天候不順も今日で終わりというが、スッキリしない空模様だ。墨田区へ出かける用事が出来たので、ついでに滅多に行かない区北部の霊場を巡った。 雨雲レーダーを確認して自転車で出たのだが、帰宅途中で微弱、弱、中、かなり強の降雨に遭遇、濡れネズミ。行動中に降られなかったのを吉とするしかないね。 第26番、月光山正福寺、ロマンチックな山号を持つ。墨田区北端の東武線鐘ヶ淵駅近く。この辺りに来るのは、2…

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御府内二十八不動霊場巡り 第14番賢法寺法乗院

1か月のブランクを経て、御府内二十八不動霊場巡り再開! 手近な深川不動に続き、徒歩圏の第14番賢法寺法乗院へ。通称は「深川えんま堂」、歌舞伎の髪結い新三にも登場する有名寺院だ。 江戸初期の創建ながら、沢山のお願いごとに対応して法を説いてくれるハイテク閻魔が鎮座している。あいにく今日は開帳日(1.16日)でなく、ガラス越しの拝顔となった。(写真左) 不動霊場と言うが、法乗院の御本尊は大日如来。大…