「パンとサーカス」の日記一覧

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75 「民主主義がはらむ問題」佐伯啓思の提起する問題点

オピニオン&フォーラムという新聞企画を、長文であったが、珍しく読んでみた。佐伯は、保守派の論客らしい。だから、以前は無視し、今回もどうしようか迷った。しかし、保守派が、日本の民主主義の現状をどう考えているのか、見てみようという気になった。  佐伯は、英国の保守派の政治哲学者マイケル・オークショットの言葉を引用しながら、現代の大衆の求めていることを述べている。「現代の大衆は、『幸福を追求する…

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イギリスにおける労働者階級の状態

19世紀末ごろ、イギリスにおける資本主義の黎明期、当時の領主(貴族であり資本家)の領地の囲い込みにより、農地、牧草地を追われた農民が都市に流れ、劣悪なほとんど奴隷と呼べるくらいの労働環境の状態を、資本論のマルクスの 支援者であり、同士だったエンゲルスが書いた「イギリスにおける労働者階級の状態」と、かなり似たようないまの日本の非正規労働者。コロナ禍で、住む所を追い出され、その日の食べるものにも窮す…