秋色の丘に風吹き海俯瞰
車窓ざゝと霧雨襲ふ音なりし 鈴鹿野風呂 野菊咲き霧雨けぶる山路かな 東芳子 霧雨に霞む紅葉の山路にて アロマ 霧雨に全山燃ゆる椎若葉 阿部文子 霧雨に溶けゆくバスの尾灯かな 布川孝子 霧雨に挑む鎖場石鎚山 藤井久仁子 霧雨の上りて猫の鈴聞こゆ 延川笙子 新しきウッドデッキに秋の風 山浦紀子 コスモスを風吹き撓め秋の午…
車窓ざゝと霧雨襲ふ音なりし 鈴鹿野風呂 野菊咲き霧雨けぶる山路かな 東芳子 霧雨に霞む紅葉の山路にて アロマ 霧雨に全山燃ゆる椎若葉 阿部文子 霧雨に溶けゆくバスの尾灯かな 布川孝子 霧雨に挑む鎖場石鎚山 藤井久仁子 霧雨の上りて猫の鈴聞こゆ 延川笙子 新しきウッドデッキに秋の風 山浦紀子 コスモスを風吹き撓め秋の午…
「アロマ」の句 秋の七草生けて月見する 松島の五大堂にて秋の風 萩の花濡れて紫艶めいて 金木犀匂い何処からともなく 風の午後コスモス揺れる庭の隅 二人して白い灯台まで歩く 霧に濡れ七色のネオン滲みゆく ナナカマド赤い実にまだ葉は碧 酔芙蓉仄かな紅に染まりゆき 萩の木に彷徨う蜻蛉オニヤンマ 博物館に浅井忠の絵見て秋 「阿部みどり女」の…
「アロマ」の句 ピンクの手袋手首に刺繍 時代劇酒肴と書かれし幟かな 響き良し教会の鐘高らかに 公魚を釣る湖に氷穿つ 海苔一帖当たり風味良し 小学校の木造校舎懐かしく 晩夏午後海べりの家々 由布院に庭下駄履いて露天まで 小さき遠花火三つ屋上に 蜥蜴這い出し七色に光る 坂下り下の家に木槿咲く 国道を渡れば丘の上に家 忠魂碑のある桜の公園…