スーパーの焼き秋刀魚美味パック入り
ことしまた秋刀魚を焼いてゐたりけり 今井杏太郎 十月や*こめかみさやに秋刀魚食ふ 石田波郷 その昔美味なる秋刀魚百円で アロマ 夕星の光りそめたる秋刀魚買ふ 和田 祥子 江戸の空東京の空秋刀魚買ふ 攝津幸彦 秋刀魚の一尾二人で分け夕餉 アロマ 星降るや秋刀魚の脂燃えたぎる 石橋秀野 晩年の妻直角に秋刀魚切る 加倉井…
ことしまた秋刀魚を焼いてゐたりけり 今井杏太郎 十月や*こめかみさやに秋刀魚食ふ 石田波郷 その昔美味なる秋刀魚百円で アロマ 夕星の光りそめたる秋刀魚買ふ 和田 祥子 江戸の空東京の空秋刀魚買ふ 攝津幸彦 秋刀魚の一尾二人で分け夕餉 アロマ 星降るや秋刀魚の脂燃えたぎる 石橋秀野 晩年の妻直角に秋刀魚切る 加倉井…
石畳落ち葉転がる昼下り アロマ からまつの落葉うながす霧の音 吉澤 卯一 並木道落ち葉はらはら降り積もる アロマ からまつの落葉よ霧のごと降るは 稲垣きくの 黄 瀬 から~と明り障了へ落葉哉 吟江 から~と落葉追ひ来て追ひ越しぬ 星野立子 かんすげのかぶる落葉を滑りけり 前田普羅 新訂普羅句集 きりもなく掃きてかき寄す樫落葉 福田寿子 くすぶりてゐ…
秋刀魚焼くけぶりは妻を幸福に 榎本冬一郎 眼光 秋刀魚焼くためとて残し炭団扇 石川桂郎 四温 秋刀魚焼くどこか淋しき夜なりけり 岡安仁義 秋刀魚焼くはや鉄壁の妻の座に 五木田告水 秋刀魚焼くひそ~話沙禰たのし 河野静雲 閻魔 秋刀魚焼くほどよき幸をけぶらせて 堀 政尋 秋刀魚焼く長皿に檸檬添えて アロマ 私小説さておき秋刀魚焦がすかな 櫂…
オホーツクの蒼き秋刀魚を焼きにけり 佐川広治 新婚の昌子美しさんま焼く 杉田久女 ジーパンをはき半処女や秋刀魚焼く 磯貝碧蹄館 ホ句しるす新聞の耳秋刀魚焼く 小原菁々子 一悪に執し秋刀魚を焦しをり 小林康治 玄霜 七輪も遠くなりけり秋刀魚焼く 松本泰志 久々に青空を見し秋刀魚かな 岸本尚毅 舜 五十歳の神学校生秋刀魚焼く 山下知津子 人…