「飛鳥藤原京の山河意匠」 木庭元晴著、昨年3月、関西大学出版部発行。 下記はつたない感想です。 専門書である。 厳密で正確、 真実を極めようとする研究者の情熱に圧倒される本。 だが、私のような素人でも、充分に楽しめる。 特に、飛鳥時代に関心のある人には、おすすめの本。 6世紀末の推古期に、天の北極信仰は導入されていた。 隋書の倭国伝の有名な文 「倭王は天を以て兄となし、日を以て弟となす・…
昨年、友人が出版した本。 「飛鳥藤原京の山河意匠」木庭元晴著(関西大学出版部) 新しい知見に満ちている。 時間を正確に告げるためには、 天文学が不可欠。 古代文明で、天文学が誕生。 中国で漢の頃、高度な天体観測がなされていた。 日本に伝わるのは、飛鳥時代。 推古天皇は大陸からの先端科学を積極的に受け入れた。 その頃の先端学問は、仏教。 宇宙の真理、生命や人生観を、仏教から学ぶ。 学者や専門…