「坊主」の日記一覧

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☝️今朝の空。

✋お早うございます🙇‍♀️  10月27日(金) 午前6時23分🌄日の出…📸✨撮影☝️ まるで花札🎴やん🎵 本日の京都府 向日市の天気は晴れ☀️ 🌇✨夕方ちょぃ:::☁️☔かも? ※今の気温=12℃ ※最高気温=23℃・・・予報 ☝️今日は何の日? 【テディベアズ・デー】 東北辺りでは🐻に襲われる被害が続出 へっぴり腰の警察官も怪我する始末💢 なんとか しなはれ、 …

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へら釣り 情けない。

家から一時間かかる野池に行った。 到着9時半、かなりの人。 しばらく見学していたが誰も竿を絞らない。 それどころか皆さんの餌うちが遅い。 昔なら「あんな釣り方ではあかんぞ。」「あんなポイントではあかんぞ。」「わしなら釣れるぞ。」と悪魔の声が脳に響いてきたはず。 事実、例会などで誰も釣れない中で私だけ釣果があった。 高慢ちき、自信の塊 でも、最近はそのような声も響いてこない。 情けない。 何…

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『破戒坊主』(726)/?

俺たちは 麻衣のことも 飯のことも みな姐さんに任せて ただひたすら坐る。 俺たち と言ったが 正しくは俺と元照である。 麻衣とも 姐さんとも関係の無い又やんには 何の変わりはない。 又やんは 又やんの坐禅を座り続けている。 元照はこの度の騒ぎの張本人なだけに 初日から暫くは その坐相は 散々なものであった。 又やんの鬼のような警策に 何度も見舞われた。 さて 俺である。 何の取り柄も無い…

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『破戒坊主』(725)/?

12月 5日 坐禅人に飯を饗するということは 考えてみれば さほど難しい事ではない。 元照から どのように教えられたのか知らぬが 姐さんの淨人振りは 中々のものだ。 勿論 本山の作法に違(たが)える所は多々あるが それさえ姐さんの手に掛かれば 姐さんの方が正しいのではなかろうか と思えるほど 丁寧な淨人振りである。 なまじ作法にとらわれていないので 供を受ける俺たちの方が 却って有難いような…

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『破戒坊主』(724)/?

「分かりました。明日からはあたしが麻衣ちゃんの代わりをします」 「えっ?」 「麻衣ちゃん 攝心で何をしていたの?」 「何を って・・・。ねえ 叔父貴」 「ええ まあ 淨人をさせていました」 「ジョウニン? 何ですの それ」 「まあ 坐禅をする人に 食事や お茶などを給仕する役の者を そのように言います」 「あらそう。そんな事をやらせていての?」 「いえ 勿論麻衣も坐禅をしました」 「まあ 大変…

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『破戒坊主』(723)/?

「失礼しました。では 姐さんは元照君にとっては無くてはならない後見人 と こう言う事ですか?」 「後見人ねぇ。まあ 仕方が無いわね そんな所かしらね」 「何か もう少し別な言い方の方が良かったでしょうか?」 「いいわよ そんな気を遣わなくても」 「はあ・・・」 「でもね あたしの中では そんなしゃっちょこばった者の積もりじゃないのよ」 「はあ では 姐さん的には どんな?」 「ファン よ」 「…

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『破戒坊主』(722)/?

「何だって そんな事をしているんだ?」 「麻衣が やりたいから って看護師さん達に頼んだみたいで」 「いくら頼んだからって 麻衣は入院患者だぞ。それに 資格も無い者に そんな事をやらせはしないだろう」 「それが 何て言ったか 若い方の看護師さんの。ちょうど麻衣と同じくらいの年頃の」 菜っちゃんのことだ。 「その人とすっかり仲良しになってしまって」 菜っちゃんならば さもありなん。 「勿論 麻衣…

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『破戒坊主』(721)/?

12月 4日 摂心四日目 なか日である。 此の時季としては 割りに暖かい朝(未明)である。 元照は随分早く起きたようだ。 起床振鈴の時分には既に上單している。 見れば 厨房に朝粥の用意もしてある。 又やんの入堂を待ち 俺は聖僧礼拝し 焼香・上單・止靜鐘三声打てば 3人の摂心が続く。 麻衣が居ないだけで 昨日と何の変わりもなく 三人三様 それぞれの思いを持って 坐るのだ。 元照も健気(けなげ)…

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『破戒坊主』(720)/?

16:50下鉢・藥石 18:20止靜 19:00経行・抽解 19:20止靜 20:00抽解 20:10止靜(普勸坐禪儀) 21:00略経行・抽解 元照の淨人役での藥石が終り それから三度目の止靜で普勸坐禪儀を唱え 又やんが帰宅する。 元照が言う。 「叔父貴 小母さんが来ます」 「えっ?」 俺は何の事か解らず 問い返す。 「島根から 小母さんが来るそうです」 「小母さんって 姐(あね)さんか?…

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『破戒坊主』(719)/?

「東祐さん 有難う。あなたの言う通り 病院に連れて行きました。はい。大した事も無いようで。念のため 元照を附けていますが 私は攝心を続けます」 「何でも無えの? いかったなやぁ」 「はい 東祐さんには 余計な心配を掛けました。では そういう事ですから」 「したら 今から行っても いいんだか?」 「勿論です」 「よし 分がった」 「ああ それから お母さんに宜しくと。いつもお世話になっております …

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『破戒坊主』(718)/?

待合室で待っている元照と合流し ボロ車に乗り込む。 「元照 君は麻衣の入院の準備が いろいろあるだろう」 「はい」 「私を送ったら この車を使って 用事をしなさい」 「はい。でも 大した用意も無いのです。麻衣の荷物を持って行くくらいなもので 女先生の話しでは こまごました事は看護師さんがやってくれるから って。私はどうせ何の役にも立たないだろうから って」 「そうか」 「叔父貴」 「何だ」 「…

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『破戒坊主』(717)/?

婿先生が呼ぶと 菜っちゃんが入って来る。 元照に 入院手続きの説明をする菜っちゃんは 何だかクスクス笑っている。 大明さんが 俺に医局に行くように言う。 行けば 新堂先生と めんこ先生がそれぞれの机に座っている。 「先程は 行き届かない説明で 失礼しました」 めんこ先生が話し始める。 新堂先生は と見れば 椅子を背後の窓の方に回して 何か覗いているようだが 窓の外でも眺めているのだろうか。 「…

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『破戒坊主』(716)/?

「麻衣に悪いところが無いのに 入院 ですか? それも 今? すぐに?」 取りつく島もないめんこ先生ではなく 俺は元照を見る。 「元照 どう言う事なんだ?」 元照は 顔を上げて めんこ先生を見る。 めんこ先生に訊け と言うのか。 「ダンナサマ にも」 めんこ先生はカタカナで言い 「ダンナサマにもお話ししましたが 現在麻衣さんに悪いところはありません」 「はあ~」 「悪いのは 貴方たちお二人です」…

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『破戒坊主』(715)/?

「先生 どうなんですか?」 「はい?」 「麻衣の いや 患者の具合ですよ」 「ああ 患者ね。ところで あの人は やはり 尼さんですか?」 何だか面倒くさい話しだが 下手に隠しても この先生の事だ 後々更に面倒くさい事になってはつまらないので 俺は麻衣の事を 包み隠さず話す。 「ほう あの頭をね あのでっかい坊さんが剃ったんですか」 先生はそんなことろに感心する。 「で あの坊さんが 淨心さんの…

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『破戒坊主』(714)/?

「ああ 新堂です。淨心さん 珍しいね。どうかしましたか?」 俺は新堂先生に 麻衣の様子を説明する。 「ほう。その人は淨心さんの 何ですか? その 関係と言うか」 俺は 元照の事 麻衣との関係 摂心の事 などなど 診察に参考になりそうな事を 手短に話す。 「今はどんな様子です?」 「はい 床を敷いて 休ませています」 「歩けそうですか?」 「はい ひと時よりは大分落ち着いてきましたから」 「歩け…

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『破戒坊主』(713)/?

元照に言い付け 脇の部屋に布団を敷かせ ストーブを点けて 麻衣を休ませる。 熱は特に無いようだ。 部屋が温かくなり 麻衣も幾らか落ち着いてくる。 元照は麻衣を覗き込んでいる。 麻衣は元照に 「ごめんなさい」 と繰り返す。 元照はおろおろするばかりで 麻衣と俺の顔を交互に見る。 「方丈さま 申し訳ありません・・・」 麻衣は頭を上げようとする。 「そのままそのまま。休んでいなさい」 俺は元照に任せ…

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『破戒坊主』(712)/?

『祇園正儀』は続く。 〝山僧今日諸人の面前に向って家門をとく  已(すで)にこれ便(たより)を著けず  あに更に去て陞堂入室(しんどうにっしつ)し拈槌豎拂(ねんついじゅほっ)し  東喝西棒(とうかつせいぼう)して眉をはり目をいからし  癇病(かんびょう)の發するがごとくに相似たるべけんや。  ただ上座を屈沈(くっちん)するのみにあらず  況(いわ)んやまた先聖に辜負(こふ)せんおや。  儞(な…

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『破戒坊主』(711)/?

『祇園正儀』は長い。 (やさぐれ坊主の世迷言 勝手な日記ですから 読者の皆さんは どうぞ飛ばしてお読み頂きますよう) しかし 『祇園正儀』は 摂心も半ば以降 ややもすると惰性に流れ 摂心の意味が薄れそうになる 悪慣れた坐禅人の心・・・ 『今日もまた14炷も坐って居れば 時間が己を勝手に運んで呉れよう』 などという 安直な心を 畳半畳の單に キリリと安置させるのだ。 朝課に諷誦する由縁である。 …

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『破戒坊主』(710)/?

12月 2日 この時期にしては 冷え込む朝である。 まだ2時を回ったばかりで 真っ暗だから 深夜と言うべきか。 僧堂のストーブを点ける。 ファンヒーターは音が喧しいので 電気の要らない反射式のを3台 三方の單に向けて 配置する。 攝心2日目が始まる。 3時00分 経行鐘2声・覚眠・略経行。 と 差定にはあるが それは坐禪者が僧堂内の單上で眠る 本山での事だからである。 此処では3時の振鈴で代え…