2022年05月04日(水)00:07 会員以外にも公開 鉄子29 「第三の人生は」 早目に家を出た。5月らしい天気で家になどいられない。近所に住む友人と『コメダ珈琲』で待ち合わせだ。 もちろん歩いて行く。学校の傍の小さな花壇で爺様が一人、草取りをしている。 こちらから声を掛けた。学校の職員ではなく、地域の方だった。コンクリート壁の下に細長い花壇が出来ている。 「そっちは○○さんがやってるんだよ」 花壇の半分は違う人がやっているらしい。 「公園の薔薇は、この近くの△△さん…