風光る碧の黒髪溌溂と
風眩しマーガレットの果は海 水田むつみ 髪染めしばかりの妻や風光る 内田安茂 風光る入江のぽん~蒸気かな 内田百間 ドライブの視界どこまで風光る 稲畑汀子 地玉子の殻のたしかさ風光る 鈴木真砂女 居待月 菜の花の風まぶしくて畦蛙 森澄雄 風光る真珠筏を湾に敷き 鷹羽狩行 風光る野中の道に揚羽蝶 アロマ 猫よぎり玉葱畑の風光る 橋閒石 雪 …
風眩しマーガレットの果は海 水田むつみ 髪染めしばかりの妻や風光る 内田安茂 風光る入江のぽん~蒸気かな 内田百間 ドライブの視界どこまで風光る 稲畑汀子 地玉子の殻のたしかさ風光る 鈴木真砂女 居待月 菜の花の風まぶしくて畦蛙 森澄雄 風光る真珠筏を湾に敷き 鷹羽狩行 風光る野中の道に揚羽蝶 アロマ 猫よぎり玉葱畑の風光る 橋閒石 雪 …
かなぶんの昼は葡萄の葉にねむる 金予兜太 くぐり摘む葡萄の雨をふりかぶり 杉田久女 くちびるに残るぶだうの皮の渋 高澤良一 さざなみやっこ こころ占めてゐし葡萄棚枯れはじまる 加倉井秋を 午後の窓 すでに秋葡萄の葉先うら返り 朱鳥 すゐつちよの鳴く葡萄酒の盃を乾す 原子公平 そのまゝに舌に乗りゐる葡萄かな 小杉余子 余子句選 そびゆるは甲斐善光寺葡萄…